系統安定化のために蓄電池、北海道

(カテゴリ: バッテリー)

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北海道では再生可能エネルギー電源の出力変動による系統への影響を抑えるため、メガソーラーに対して蓄電池の併設することを進めているようです(北海道で広がる“太陽光×蓄電池”再エネ普及の活路となるか)。

 

このニュースで参考となるのは、連系のためには「メガソーラー出力の変動幅を蓄電池の充放電制御と連係した合成出力で1分間にパワコン出力の1%以内に抑える」という技術要件です。

 

太陽光発電では数秒で50%ぐらい出力が変動することも考えられます。1分間の変化を1%以内に抑えるためには、50%の変化に対しては50分持たせないといけないということになりますね。まぁざっと、50%出力を1時間弱ぐらい蓄えておく必要があるということになるでしょう。

 

この記事によると、14.5MWの太陽光発電所が稼働し、その出力変動吸収のために10MW出力のパワコン、容量6.75MWhの蓄電池を設置したらしいです。記事からでは太陽光発電所の出力とパワコン出力の関係が掴みづらいですが、確かに太陽光発電のおよそ50%の出力を1時間弱蓄える蓄電池を併設しています。

 

こういう計算で良いのでしょうかね。

 

これで系統変動が抑えられるのなら、ひとつの知見が得られることになりますが、実際には信頼性や寿命、コストなど総合的に勘案する必要がありますので、しばらく運転してノウハウを得ていくことになるのでしょう。

 

これで設備コストはどれぐらい上がるのかなぁ。2-3割かな。蓄電池があると運転コストも上がるかな。いずれにせよ、今の日本の蓄電池コストだとうまく作らないと結構厳しいような気がします(もちろん買取価格にも依りますが)。

 

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