こんにちは。おそらく皆さん食傷気味と思われる遠隔監視装置についてです。市販品は色々ありますが、あえて作ってみます。自分で作れば愛着もわきます。今回作るのは
・CTセンサ式。パワコン出力50kWまで対応(つまり低圧は全部OK)。
・CTセンサは1個。発電所全体の発電量のみが分かります。精度はあまり良くありません(たぶんエコメガネ程度)。
・維持費は月65~200円程度。材料費は2~3万円程度。
・単相パワコン用。
です。維持費の内訳は通信費:月65円、レンタルサーバ使用料:月129円(さくらのレンタルサーバーライトプラン使用時)。サーバー1つでそれなりの数を動かせますので、たくさん運用すれば安くなりますし、スマホは使わずパソコンからしか見ないのであれば、XAMPPでも使えばサーバ費用は不要になります。その場合の維持費は月65円ですね。
今後ですが
第1回:本体を作る(ハードウェア編)
第2回:本体を作る(ソフトウェア編)
第3回:サーバ側プログラムを作る
の計3回の予定です。なお、記事を参考に作ったが動かない、何らかの不利益が出た、などありましても私は一切の責任は負いませんし対応も致しませんので、仮に作るのであれば自己責任でお願いします。
※3相でも使えますが、その場合は第3回で出てくるサーバ側プログラムの調整係数を1.73に変更すれば良いはずです(未実験)。電源用に単相契約が必要です。第1回で出てくるACアダプタは100~240V対応なので、3相から2本引いて使うというのは低圧だと契約違反になるのでダメです。
今回作るのは現在稼働中の装置を極力簡素化し作りやすくした物で、現在稼働中の装置は
・CTセンサー9台(パワコンごとに発電量監視が可能)
・VTセンサー1台(力率計算と測定精度の向上を図っています)
・監視カメラ1台(通信帯域の問題上、静止画を1日1枚撮れるだけです。それでも雪が積もっているとか、雑草が生い茂っているとか、嵐の後もパネルは飛散してない、などは分かります)
と今回作るものに比べ高機能となっています。また、サーバ側プログラムも
・表示がグラフィカル、かつ複数発電所を一括表示
・日報メール送付機能あり。1メールに複数発電所データを記載
と高機能ですが、今回作るものと基本部分は同じです。
↓現在稼働中のものです。今回作るものとは別になります。
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