環境ビジネスで失敗した人々

(カテゴリ: ▲環境ビジネス放浪記【自己紹介】)
【健康食品を売りながら生ごみ処理機を売る】 入社した会社が二ヶ月で休眠しましたが、 私が職を失うことはありませんでした。 社長が別の会社も経営していたのです。 私は健康食品を作る会社で環境ビジネスを 続けることとなりました。 しかし、健康食品屋の名刺を持って生ごみ処理機を売るのでは 信用も何もあったものではありません。 以前よりさらに仕事がやりづらくなりました。 これも修行だと自分に言い聞かせやれる事をやり続けましたが 無駄に電話をして無駄に名刺を配り、現世の賽の河原のような 自分のやっている仕事に一切の意味を感じられない日々。 ぬかに釘を打ち続けること半年、心が腐りかけた頃に、 手を差し伸べてくれたのはやはり会長でした。 「お前、今のままでは仕事しづらいだろう?」 会長に言われた私は素直にハイと答えたところ、 グループ内の商社に転籍するよう命じられました。 部署は環境事業部。休眠した会社がスピンオフ前に やっていた業務を復活させるとのことでした。 その後、4年間こちらの商社にお世話になり 環境ビジネスを続けました。 こちらについてはまた後ほど書いていきます。 【儲からない環境ビジネスって何だったんだ】 「環境ビジネスはキーワードだけ追いかけていても儲からない」 2年間でしたが非常にいい経験になりました。 テキストにすればあたり前のことですが 意気込みだけでは儲からないことは 肌で体験しないとなかなかわかりません。 「地球のため、世の中のため、世界のため」 崇高な目的意識を持って環境ビジネスに参入した 多くのベンチャー企業がどんどん潰れて行きました。 家族を顧みず働いて会社を潰した上に 離婚して家庭を失った社長、 莫大な借金を抱え失踪や自殺をした社長も 一人や二人ではありませんでした。 上場企業の社長経験者もいまいた。 今をときめく安倍首相と密接な関係の方もいました。 十億単位の資産を持つ方もいました。 独立前は年収数千万円の方もいました。 そして半分の企業が倒産し、残りの半分のうち ほとんどの企業が環境ビジネスから足を洗いました。 残っているのは小さな売上で人がもうからないからと。 手を出さないような事業を続けている会社のみ。 野心もロマンもすっかり失ってしまい もはやベンチャー企業ではなく典型的な零細企業です。 人間だから夢は見ます。 能力のある人ほど自信を持っています。 地球のために、みんなのためにやれば 必ず報われると思っています。 でも絶対に報われません。 なぜならその基準が曖昧でお金の出し手が不明確だから。 地球温暖化に役に立つことをしても今のところ 誰もお金を出してくれません。 廃油を再利用して排水をきれいにする事により 川をきれいにしても誰もお金を出してくれません。 もしそのビジネスが成立するなら、 町内会の町のゴミ拾い活動にもお金が必ずつくはずです。 でも普通は自治会費からジュースやお菓子が出る程度。 これも事前に皆に了解を取り、自治会費を集めておいたから ジュースやお菓子がもらえます。当たり前ですよね。 ゴミを拾った跡にお金をもらいに各家をまわったら 間違いなく変人扱いされることでしょう。 環境ビジネスに一番必要な観点は誰がお金を出すか。 地球のためにいいからなんて自分なりの正義感で 活動したとしても共通認識とその課題解決のための スキームがなければ誰にも受け入れられません。 誰にも理解されないような新興宗教と同レベル。 儲からない環境ビジネスに走る人は、 このお金の出してをはっきりと想像できなかったり 自分の仕事に対して対価をしっかりと請求できない人が 多いのかもしれません。 「地球に優しいを口実にお金という現実から逃げない」 これから環境ビジネスを志そうという若い方には 私はいつもこう助言しています。
太陽光発電ムラ市場

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