太陽光発電所における
雑草による影響と対策の必要性
太陽光発電施設において、雑草の引き起こす影響はたくさんあります。
発電リスク
- 丈の高い雑草によりパネルに影が出来、発電量の低下
- ツタ類の絡みつきによる運用障害
- 花粉、埃の付着による出力低下
管理リスク
- 雑草による点検・維持・管理作業の非効率
- 草刈作業の飛び石によるパネルや架台破損
- 草刈り作業による配線切断
- 年々の草量増加による除草コストの増大
環境リスク
- 施設周辺住民からの雑草害クレーム
- 獣害・鳥害・虫害の根源、生息場所
いずれにおいても太陽光発電施設を維持していく上で
支障をきたす要因となりますので雑草対策は
必要不可欠となります。
雑草対策に求められるもの
太陽光発電施設において雑草対策に求められるものとは
どんなものなのか?以下の4つが挙げれれます
- 発電施設に悪影響を与えないこと
- 環境に悪影響を与えないこと
- 長期的に安定した効果が得られること
- イニシャル・ランニングの両方のコストが
出来る限り低く抑えれて、且つ、事業期間中の
コストの変動が少ないこと
様々な雑草対策のメリットデメリット
(草刈)コスト 50~100円/㎡×4回/年×20年 ※撤去費用含む
メリット
- そこそこの料金で出来る。
- 草が根を張っているので地面が強くなる.
- 地面の温度上昇を軽減する。
デメリット
- 刈った次の日から伸びてくる。
- 雑草の種類によっては年に何回も刈らなければ
ならずコストが上がる。
(防草シート) 900円~+人件費150円~400円/㎡+10年後補修
メリット
一度敷いてしまえば耐用年数分手間いらず
デメリット
イニシャルコストが掛かる
(除草剤) 50円~100円/㎡×2回/年×20年 ※人件費込み
メリット
- コストが安い、自分自身でも簡単にできる
- 数日で分解してしまうものなどは土壌の影響が少ないのもある。
デメリット
- 今生えているものだけ枯らすものやこれから
発芽させないものなど様々あるが、土壌に影響が
少ないものなどはすぐに別な雑草が生えてくる。 - 周りが農業を営んでいる場合はクレームの原因となる
その他にクローバーやたまりゅうなどを
敷き詰める方法もありますが、よほど目をかけて
育てないと雑草に負けてしまいなかなか
一面に覆いきれません。
他にも人件費の変動により長期にわたるコストの
固定化が不可能という面もあります。
これらを比べると今のところ防草シートが
一番適しているというのが私達の答えです。
防草シートの特徴
防草シートの特徴としては
- 雑草問題を発生しない状態で維持
- 施設管理の軽減
- 除草剤を使用せず、周辺環境に配慮
- 既存の施設にも適用可能
- 施工時期を選ばない
- メンテナンス、更新、撤去も簡単
以上のことが挙げられます
実際どのようなものなのか写真でご紹介させていただきますね。
上の2枚の写真は埼玉県の発電所で草刈りをして
1か月後の写真です。あっという間にツルが架台にからまり
翌週にはパネルから日差しを奪おうとする勢いで伸びています。
こちらは防草シート施工後の写真です。
当然のことながら草は一切、生えません。
こちらの発電所は部材が足りなくなり
部材を追加注文したそうなのですが、怪我の功名か、
絶好の比較広告になりました(笑)
追加の部材が来るまでにこんなに雑草が生えました。
防草シートを張っていない部分との違いは効果は一目瞭然ですね。
こちらは張った防草シートを剥がしてみたところです。
通常の雑草は死んでしまって生えていませんが、この様な葛などの
ツル性の雑草もこの様に光が当たらずモヤシのようなままです。
これでは突き抜けて出てくることもありません。
太陽光発電ムラの共同購入防草シート
質の良い防草シートはなかなか安い価格で入手するのが
難しいので太陽光発電ムラの仲間うちで防草シートを取りまとめて
販売をしています。こちらの特長は
- 高密度のポリエステル不繊布、特殊2重構造のシートです。
- 葉先の鋭いイネ科雑草チガヤ・アシ・ヨシ・
ススキ・クズ等々の強雑草を防ぎます。 - 被子からの根もシートを突き抜けません
- 程よい透水性で土壌の保水力も保てます。
となっています。価格表はこちら
防草シート販売価格表改定.pdf
830円/㎡〜となっています。
ご質問、ご用命は連絡フォームからお願いします。
10000㎡までの価格となっていますので、
必要な面積分だけ計算して目安として下さい。
また、10000㎡を超える際は別途ご連絡下さい。
公共事業等で使われるレベルの物となります。
ホームセンター等で売っている数年でダメになってしまう
ものとは比べ物にならないので同等製品と比べた上で
ご検討下さい。