将来の想定

(カテゴリ: 太陽光発電の施工)

昨日に引き続き太陽光の電気設備についてです。

パネルで発電された電気はパワコンをかいして、

集電箱(分電盤)に集められ、売電メーターを通り、

電力の電線に送電されます。

分電箱は今回メインのブレーカー250アンペアー(一番大きなブレーカー)

各パワーコンディショナーの配線を保護している

50アンペアーの漏電ブレーカー(小さなブレーカー)が5つとなっています。

実は、この分電盤の配線がわざときれいにされていません。

とくに、

この部分。

これには理由があります。

今回、電力監視システムが不採用なのです。

提案はさせて頂きましたが、採用されませんでした。

でも、施主さんは工事が進むにつれて、私どもの提案を少しずつ

理解して頂いています。

電力監視システムがないリスク。

特に金融機関の融資で設置されている場合、

ブレーカートリップによって、収入0となる場合も

ありますので、そのリスクを十分に理解して頂きたいと思っています。

その中で先日引渡しさせて頂いた案件でも、後日電力監視システムの

採用が決まりました。そんなパターンも多々ありますし、

トラブルが発生して初めてわかることもあります。

その為、発電開始後でも導入できるように、電線にはわざとCTをかませるスペースを

持たせています。

最低20年間運用するのですから、将来のことも考えないといけません。

電線の長さが足りないとならないように。。。。

すでに、竣工状態。

でも、電力会社がついてこれていませんので、

送電はもう少し先です。

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