15日から1泊2日で瀋陽に行ってきました。
と、言っても台風12号の影響をもろうけて、日本には帰れましたが、
まだ兵庫県には帰れていないのですが。。。
目的は、私が設計?した太陽光架台の試作品の確認をするためです。
先月も、瀋陽に行ったのですが、今月も行くとは思っていませんでした。
現地滞在時間23時間。
北朝鮮の近くまで行くのに1泊2日笑。
国内出張とかわりません。
中国は今年に入り3回目。
それまでは、行く機会がまったくなかったのに、今年に入り急増。
海外で仕事ができる事自体が、大変うれしいです。
話は戻り、架台の続きを。
今回の架台はアルミの材料からこだわっています。
頑固職人仕様のアルミ材は6063番という材料を使用しています。
6063番はアルミサッシなどに使われている材料で、
不純物(鉄)がほとんど入っていません。
他でよくみるアルミ架台は、主に6005番か6001番の
アルミ材を使っている事が多く、
それらは、不純物(鉄)が混入しているので、アルミなのに
磁石がくっつくという面白い現象が発生します。
当然、材料自体も安いです。
いいところは、6063番にくらべ約1.5倍の強度があるというところですが、
悪いところはアルミなのに錆びるということです。
今回は、6063番を採用することで、架台にしなりをわざと与える設計にしてあります。
当然、強風の時しなりがあることで、架台自体のあそびを設け、
架台自体が歪まないようにするためです。
当然、ある程度の強度は必要ですので、そこにも工夫をしています。
(後日紹介します)
また、アルミインゴットから架台に押し出し(熱加工)したあとにも、
こだわっています。
通常、アルミのインゴットから押し出されたアルミ柱は540度ぐらいになっています。
それを冷却するのですが、冷却方法にもこだわりがあり、
今回の架台は自然冷却のようにゆっくりと冷却させます。
なぜ、そんなことをするかというと、強制冷却にしてしまうと、アルミ材がカチカチに。
せっかくのしなり効果がなくなってしまいます。
強制冷却すると、インゴットからですと約2日で製品としてい出来てしまいます。
自然冷却なら、その倍の4日間。
それだけこだわっているのです。
続く。。。。。。
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