太陽光の国民負担が大きいと、経産省が現行より2割引き下げを決定したと、
日経が報じました。
国民負担は今、電気代に1契約あたり平均月々600円強の請求が来ます。
年間にして7200円強。
電気代に再エネ付加金たるものがついているのです。
一方、電力会社が一番安いのは原発だといっていますが、これは本当なんでしょうか?
自分なりに検証しました。
今回は太陽光の固定価格買取制度が20年なので、
同条件で20年間で試算しました。
まず、原発は電力会社が建設しているように見えますが、
建設は税金が迂回されています。
その費用が今まで投入された金額20兆円。
そして、福島第一原発の対策費用で、すでに確定といっていいものが約15兆円。
(これは、今後膨らんでくる可能性が高いです)
合わせて原発に関する費用は今のところ35兆円最低限必要です。
日本の電気の契約数(2010年)では、電灯・電力を合わせると83,478,963件あります。
この契約の方々に均等に20年間負担していただくとなると、
月々1747円ずつの原発建設・維持負担金としてもらわないといけません。
さらに、廃炉費用が今度は発生してきます。
地元への補助金を配らないとの前提だと、1基あたり5500億円。
これが、福島を除く日本での原発は51基ありますので、
28兆500億円さらに負担が生じます。
廃炉負担金が月々1400円。
ということは、合わせると原発だけで月々3147円の負担金が
本来だと電力会社から請求される金額と予想できます。
それが、税金で賄われているといっても過言ではないのでしょうか?
さらに、核のゴミの引受場所には当然ながら、補助金を出さないと、
受け入れてもらえないでしょうし、
さらに問題なのが、核不拡散条約で、
日本が海外に売った原発の核のゴミの引受を
しないといけません。
日本国内の核のゴミだけでも、あれだけもめているのに、
ゴミの量がさらにふえて、また場所探し。補助金増額などなど発生することは目に見えています。
これもまた税金なのです。。。
600円強の再生可能エネルギーの
国民負担が大きいとの見解なら、
3147円は????
その5倍。
規制するのは原発であり、再エネではありません。
このあたりの説明がしっかりなされていない現状に
腹が立ちます。
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