そるねおです。
千葉県我孫子市で太陽光発電所を自主管理しています。
太陽光発電所の施工について
私が「しっかりしているな」と感じたポイントを書きたいと思います。
写真は単管パイプを組み合わせた架台のつなぎ目です。
単管パイプには錆防止のメッキが施されていますが
単管パイプ同士を固定する際に用いるクランプの部分は施工の際に接触部分のメッキが剥がれてしまうことがあります。
また、単管パイプの端部は切断面になるのでメッキが施されていません。
錆を防止するメッキがない部分には錆が発生しやすく、錆は単管パイプの強度劣化の原因となります。
この写真を見ていただくと分かりますが
・クランプの部分には錆防止の塗装
・単管パイプの端部には保護カバー
の施工がされています。
錆防止の塗装についてはクランプも含めてしっかりと塗装がされており単管パイプだけでなくクランプの錆防止も意識した施工が行われています。
加えて、クランプのボルト、ナットにも塗装されているためナットの緩み防止が期待でき、緩み発生の判断がしやすくなっています。
保護カバーについては端部が濡れてしまわないようにして錆防止することに加えて単管パイプ内に水が溜まってしまうことも防止できます。
加えて保護カバーがあることで端部に接触することによるケガの防止も期待できます。
駐車場の仕切りなどでも単管パイプは用いられていますがここまでの施工をしているものは少ないかもしれません。
ですが太陽光発電所は20年以上の運用を考慮して長期の構造強度の維持が求められる部分が多くあります。
金属部分に発生する錆についてどのような考え方で施工されているかというのは、こういう部分に現れてきます。
こんなポイントで施工の良し悪しが見えてくるということで参考にしていただけたらと思います。
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