防草シートについて㉑

そるねおです。
千葉県我孫子市で太陽光発電所を自主管理しています。

太陽光発電所の自主管理・メンテナンスの中で
「防草シート」についてご紹介しています。

防草シートの種類について続きを書いていきます。

(3)耐候性、耐久性(紫外線)

紫外線のエネルギーによって材料の分子量が低下することがあることを説明しました。
紫外線のエネルギーによる影響は金属の材料よりもプラスチックやゴム材料の方が大きくなります。

プラスチックやゴム材料は多くの原子が複合的に繋がることで分子になり、更に分子が複合的に繋がって機能が発揮される材料です。多くの分子がつながっている材料は分子量が大きい材料という言い方をされますが、所定のつながり方をすることで機能が発揮されるため、紫外線のエネルギーによって分子の繋がりが切断されてしまうと機能が失われてしまいます。
紫外線のエネルギーの強さによって切断する強さが変わります。基本的に夏の方が日照量が多く、紫外線の影響も強く受けることになります。

「防草シート」はプラスチックやゴム材料を使うものが多いですから紫外線の影響はしっかり考える必要があります。
防草シートのカタログにも耐候性を想定した試験として紫外線照射による検査データはしっかり確認しましょう。
どのような条件で、どのような想定で耐用年数を算出しているのかについても確認して下さい。

紫外線による影響について記載のないものがあればメーカーに確認することが必要です。
「防草シート」において紫外線による影響は避けられないと考えておくべきです。

次回から熱について書いていきます。

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