年度別太陽電池の国内出荷量と総出荷量の推移(出所:JPEA)
太陽光発電協会(JPEA/東京都港区)は5月27日、日本における2019年度第四半期(2020年1月~3月)と、2019年度の太陽電池出荷量を発表した。
2019年度も総出荷量・国内出荷量は増加
日本における2019年度の太陽電池モジュールの総出荷量は約6430MWで、前年度比109%だった。また、2019年度の太陽電池モジュールの国内総出荷量は6113MWで、前年度比111%だった。
上図(Fig.1)の通り、総出荷量と国内出荷量は共に2014年度以降、減少傾向にあったが、2017年度を底に反転して2019年度も前年比で増加した。
(出所:JPEA)
また、上図(Fig.2)が示すように、2019年度の四半期毎の総出荷量と国内出荷量も、2018年度の各四半期に比べ右肩上がりで増加してきている。
2019年度第四半期 総出荷量は増加、海外出荷が大幅減
日本における太陽電池出荷量 モジュールの総出荷量(出所:JPEA)
日本の太陽電池市場全体をみると、太陽電池モジュールの総出荷量は約1591MW、前年同期比103%と前年に比べ増加した。モジュールの国内出荷量は約1528MW(同106%)と前年同期に比べ増加したが、海外出荷は約63MW(同58%)と前年に比べ大幅に減少した。
日本企業における太陽電池出荷量 モジュールの総出荷量(出所:JPEA)
モジュール総出荷量のうち日本企業は約690MW(前年同期比85%)と前年同期を大きく下回った。外国企業は約901MW(同123%)と前年同期を大幅に上回った。
日本企業/外国企業の総出荷量比率は43:57で、外国企業の出荷量が国内企業を上回った。国内生産/海外生産の比は21:79で、2019年度第3四半期に比べ海外生産比率が若干減少した。
国内出荷は、発電事業用途が前年同期比156%
モジュールの国内出荷量は約1528MWで、前年同期比106%だった。用途別で見ると、住宅用途は約224MW(前年同期比81%)と前年に比べて大幅に減少したが、全体の8割を占める非住宅は約1304MW(同112%)と前年同期を大きく上回った。非住宅用途の内訳は一般事業用途が約421MW(同70%)、発電事業用途が約883MW(同156%)だった。
モジュールの用途別国内出荷量(MW)(出所:JPEA)
以上です
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