この度1月26日の省令改正を受け「新たな接続制御ルール」が施行されることになりました。
新ルールの決定により、受け入れを中断していた電力会社は、受け入れ再開となりました。
すでに理解している方も多いとは思いますが、今一度、重要な部分だけ要約してご説明します。
「新たな出力制御ルール」とは
◎太陽光発電設備における現行ルールとの比較は以下の通り。
現行ルール | 新ルール | |
---|---|---|
出力制御の対象 | 500kw以上 | →500kw未満にも拡大 |
無補償の出力制御の上限 | 日単位で年30日 | →時間単位で年360時間 |
遠隔出力制御システム | 設置義務なし | →設置を義務付け |
ただし、経済産業省令(※1)に基づく指定電気事業者(※2)に指定された電力会社は、接続申込量が接続可能量を上回った場合に、無補償の出力制御の上限はなくなります。また遠隔出力制御システムの構築には、一定の時間を要する見込みのため、「当分の間は、制御に必要な設備の設置や費用負担を行うことを予め約した上で接続することとする」(経済産業省)としています。
※1:「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則」
※2: 年間三十日を超えて出力の抑制を行わなければ経済産業大臣が 指定する種類の再生可能エネルギー発電設備により発電された電気を追加的に受け入れることができなくなることが見込まれる電気事業者として経済産業大臣が指定する電気事業者をいう。
現在、2014年12月22日に告示された7電力事業者(北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、沖縄)が対象となっている。
以上です
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