新型コロナ PCR検査の拡大をしなかったのは正しい Kozoの考え7

200602

最近、巷で「どうしてPCR検査をもっと増やさないのか?」
という意見をよく聞きます。
しかし、本当にPCR検査を増やせば効果があるのでしょうか?
ずっと正しくないと言っているのに誰も聞いてくれず、
マスコミも、どうしてPCR検査を増やさないんだ!
と煽るばかりです。
PCR検査を大量にしている欧州でも多くの死者は出ていますし、
一方、日本のように限定的な検査数でも死者が少ない国もあります。

そもそもPCR検査は、精度があまり高くありません。
簡単にまとめると次の通りです。
・陽性結果のうち70%は正しい
陽性結果のうち30%は間違い(偽陽性)
全体で1%が陽性なのに陰性となる(偽陽性)
⇒かなり精度が悪い・・・。驚きの数字ですが、ほとんどの方が知らないのがまた怖いです。
なので複数回検査をするのですが、一斉検査で複数回検査は実質不可能。

 

とすると、PCR検査は、どのような時に使用すれば良いかわかりますよね。
PCR検査は「陽性か陰性か見分けるには向かない」が「陽性と疑わしい人を確定する」
には向いています。
PCR検査は医師が検査を必要とした人、すなわち感染している確率が高いと
思われる症例に対して行うのが望ましく、
もともと疑わしきに当たることで、力を発揮できるタイプの検査です。
なので、今日本がしていることは間違っていないのです。
日本の医療体制はもっと評価されるべきだと思っています。

 

例えば、大阪府民を800万人と仮定して、一斉検査をしたとすると、
下記のようになります。

大阪府全体で
PCR検査をした場合
大阪の人口 5%の感染者がいると仮定 陽性結果の70%は正しく判定 陽性結果の30%は間違って判定 (偽陽性) 全体の1%がすりぬける(偽陽性)
800万人 40万人 28万人 12万人 8万人
感染していない12万人を治療することになる 8万人の陽性者を放置することとなる

 

どうですか?PCR検査一斉に実施したほうが混乱するのは明らかですよね?
コロナでないのに12万人が病院やホテルに隔離され、コロナの8万人が
野に放たれる訳です。医療崩壊どころではありません・・・。
いろんな情報が錯綜する世の中ですが、正しい情報で正しい判断をしたいものです。
最近は、ニュースなど公共の情報でさえ、かなりいい加減ということを
身に染みて感じています。

私は「3密」を守り「正しく恐れる」を心掛て、太陽光の普及に
邁進したいと思います。
今週末はまた草刈りですかね。

以上です

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