日経の記事にこんな見出しの記事が掲載されていました。
これだけ設置場所がなくなってきている上に、認定取れて
いても何らかの問題で建設できない発電所も多々見受け
られるのに、そんなに増加するものでしょうか?
太陽王子も
「このままでは、太陽光発電拡大がじり貧になるので、
頑張らないと」
とおっしゃっていたことと温度差があったので、
まずは太陽光導入目標数値を見てみました。
調べてみると、目標数は各機関でバラバラで、
決まった数値がないことに少し驚きましたが、
太陽光発電協会(JPEA)ビジョンでは2030年に
100GW導入を目標としているようです。
日経記事では8800万kw(=88GW)なので、もうひと頑張りという
ところです。確実なものだけで、その数値なので、
追加で出てくれば、達成可能な数値に思えてしまいます。
「なんだ、普通にしていれば勝手に増加するんだ」。
と思ってしまいます。
これホントなんでしょうかね?
何が事実かわからなくなってきました・・・。
【以下引用】
太陽光発電、30年度6割増の試算 現行支援策で経産省
経済産業省は2030年度の太陽光発電の導入量が足元から6割増えるとの見通しをまとめた。19年度の約5600万キロワットから8800万キロワットに拡大する。実際に発電できる時間は限られるが、発電容量は単純計算で原発88基分に相当する。現行の政策を維持した場合の試算で、支援策の強化で上積みを目指す。
7日の総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)の小委員会に示す。政府は50年に温暖化ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げている。実現には再生可能エネルギーの大量導入が欠かせない。30年度までの10年間で主力となるのは、風力と比べて運転開始までの期間が短い太陽光と見込まれている。
再生エネによって発電された電力は多くが一定期間、固定価格で買い取られている。FITと呼ばれる制度で、今回の試算はFITの認定を受けたものの、まだ運転を始めていない太陽光設備のうち、およそ75%が今後稼働すると見込んだ。これにより1800万キロワット程度の導入を見込む。
認定を受けたのに稼働しない太陽光発電が多いことが問題となっていたが、18年に対策を強化。認定を受けたものは基本的に整備するよう促し、対象の76%(容量ベース)の設備の稼働が見込めるようになったことを今回の試算でも踏まえた。新規でも今後10年で約1400万キロワットが導入されると見込む。
陸上風力は現行の政策を続ける場合で約3倍の1300万キロワット程度の導入を見込む。現在はほぼ設置が無い洋上風力は約100万キロワットとなる見通しだ。
いずれも政策支援の強化で上積みを狙い、太陽光の設置場所の拡大や洋上風力の加速を目指す。具体的には時間がかかる環境アセスメントの効率化や、荒廃した農地を転用して太陽光発電に使う取り組みを進める。こうした導入促進策によってどの程度の上積みが可能かを見極めた上で、30年度の新しい電源構成や次期エネルギー基本計画の議論に反映させる。
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