そるねおです。
千葉県我孫子市で太陽光発電所を自主管理しています。
太陽光発電所の自主管理・メンテナンスの中で
「防草シート」についてご紹介しています。
防草シートの種類について続きを書いていきます。
2)透水性、水処理性
透水性が全くない防草シートと地面との状況を説明させていただきました。
もう1つの観点として、透水性が全くないということは降った雨が防草シート上に溜まることになります。
この状態で地形に傾斜がなければ水たまりができてしまいます。水が溜まったままになると虫の発生や防草シートの劣化につながります。架台が鉄系の材料である場合は水たまりの部分は腐食の進行が早くなるでしょう。
一方で、傾斜を付けた状態であれば水は溜まらずに流れてくれますが、水の処理をしっかりと考えないと下流側の土砂を流してしまうことになります。近隣の土地へ迷惑をかけてしまうこともあるので注意が必要です。
防草シートの透水性をゼロにすることは、地面の水分を比較的少なくすることで水を多く必要とする植物の生長を抑えることには効果が期待できますが、水分が少なくても生き残れる植物については透水性をゼロにすることは対策にはなりません。むしろ透水性をゼロにしたことによる弊害の方が多いと言えるでしょう。
次回に続きます。
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