本日はサラリー業、突発の午前給でしてこんなことは中々ありません。
優雅に時間を費やしたいものですね!!!
朝日新聞デジタル 記事から切り抜き
名古屋市東区に(住む20代女性)愛知大学現代中国学部の新4年生。就職活動のさなか、目指しているのは東京に本社を置く物流企業だという。
名古屋で生まれ、小中学生のころは、父の海外赴任に伴って台湾で暮らした。通訳など語学力を生かして海外と関わることができる仕事に就くのが夢だった。
就活を始めた昨年夏ごろは、住み慣れた名古屋での就職を考えており、市内に本社があるメーカー数社のインターンや説明会に参加した。しかし、募集が営業職のみだったり、女性社員の比率が3割程度と極めて低かったり。結婚、出産しても働き続けたいと考える(住む20代女性)にとって、「長年働き続けることが、想像できませんでした」。
大学のキャリア支援センターに相談し、志望をメーカーから物流に変えた。面接を受けている企業数社はすべて東京に本社があり、海外関連の部門に力を入れているのが魅力だという。
(住む20代女性)は「名古屋を離れたくない気持ちはある。でも、本当にやりたいことをするために、東京で仕事がしたい」と話す。
日本の人口が2008年をピークに減少に転じたのに対し、名古屋市の人口は1997年以降、24年続けて増加している。大きな要因は転入の多さで、市の調査によると、19年10月からの1年間で転入が転出を5337人上回った。
しかし、各地域との人の流れをみると、20~30代では首都圏(1都3県)への転出超過が目立つ。
市は特に、女性の転出超過を懸念する。市男女平等参画推進室の鶴田恵子室長は、「若い女性や子育て世代の転出は、将来の労働力不足にもつながる深刻な問題」と説明する。
製造業が集積する愛知県。17年の就業構造基本調査(総務省)では、「職種にこだわりがない」人をのぞくと名古屋市の女性(無職)の3割がサービス業での就業を望み、営業・販売職は6%だった。
人口激減時代に「名古屋」で起きる「これだけのこと」 河合雅司 氏 記事から切り抜き
名古屋市は現時点では20代女性の転入超過にある。女性の就職先として人気の高いサービス業が比較的多く集まっていることが背景にあると見られるが、一方で名古屋市は巨大企業の工場集積地でもあり、「製造業の街」である。女性が求める仕事をさらに魅力的なものとして発展させられるかどうかが名古屋市の大きな課題ともなろう。
そうした意味では、名古屋市の最大の懸念材料は、2027年に予定されているリニア中央新幹線の開業といえる。名古屋駅前などでは大規模な開発が続いており、「むしろ名古屋経済の起爆剤だろう?」と思われる方も多いかもしれないが、わずか40分ほどで東京圏と結ばれることが吉と出るか凶と出るかは分からない。
高速交通網の整備というと、地方から大都市部への人口大移動を引き起こすストロー現象が珍しくないが、力強い製造業と若い女性たちに人気のあるサービス業のバランスが大きく崩れ、名古屋市の若い女性たちにストロー現象を起こしかねないのだ。
名古屋市のもう一つの懸念は、高齢社会に不向きな広すぎる道路である。トヨタ自動車のお膝元らしく車とともに発展してきた証でもあるが、歩行速度が遅くなった高齢住民には道路を渡るのが難儀となり、これからはコミュニティを分断する存在になっていく。
私は、名古屋市の対抗策は、「大いなる田舎」に徹することだと考える。東京には無い名古屋市の最大の強みは、これだけの巨大都市でありながら“ゆったりとした暮らし”を実現しているところにある。
これを逆手にとって、広すぎる道路を“街中のオープンスペース”として活用するなど賑わいを演出すれば、高齢者の交通対策ともなり、若い女性たちに“輝ける場所”を提供できよう。リニア中央新幹線の開業によって時間的、精神的距離が縮んでしまう前に、名古屋の人々が長年培ってきた強みを生かした街づくりをできるかどうかが、人口減少日本においても「数少ない人口増加地域」であり続ける決め手となる。
長い文章、目を通して頂きありがとうございます。
やはり、区分マンションを所有しておりますから、この様な記事はよく目にします。
20代から30代女性が名古屋に流れていく方向は良いことだと思います。
ストロー現象が起きバランスが壊れると恐ろしいですね…。
2027年にはリニア中央新幹線の開通予定です。
ここをきっかけに盛り上げていきたいです。自身の周りにも リニア中央新幹線 開通の為、資材や土砂を運搬されてる方が多く業務が忙しく人材不足との事。←リアルな話。
未来の地図帳ー河合雅司 氏
ブックオフにでも探しに行ってこようかな。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。