8月9日、10日にソーラーエッジのトレーニングを受けてきました。
そこで出てきたのがソーラーエッジには2種類の過積載があるというお話でした。
1つ目は通常の過積載
24.75kWのパワコンに対し、30kW以上のパネルを接続していくといういわゆる過積載です。
ソーラーエッジの場合、パワコンには常に670Vの電圧が入るように設計します。
そのための最低条件はオプティマイザ13直列。
ソーラーエッジはオプティマイザを13直列「以上で」使う必要があります。
そしてオプティマイザは最大15Aまでという制限があるので15A(オプティマイザ最大電流)×670V(パワコン入力電圧)=10.050kWがマックスです。
この約10kWの最大ストリングを5本つなげば24.75kWのパワコンに約200%のパネルが入ります。
これが一つ目の過積載の方法です。
*ソーラーエッジの過積載は200%までが保証範囲内です。
2つ目 ソーラーエッジ独特の概念 ストリング過積載
ストリングの本数を増やして過積載を仕掛ける通常の過積載の考え方の他に、ストリング自体に対して過積載(String oversizing)を仕掛ける方法もあります。
これが概念的には少し分かりづらいです。
先程出てきた
15A(オプティマイザ最大電流) × 670V(パワコン定格入力電圧) = 10.050kW という基本原理をいきなり破ります。
ソーラーエッジでは1つのストリングのサイズは12.5kWまで入れても保証範囲内だとしています。
この場合、15Aのオプティマイザ最大電流を超えない状態で、かつ直列した電圧が670Vを超えないようにオプティマイザがMPPTをずらし、わざと最大電力量を引き出さないように振る舞うのです。
この振る舞い方がソーラーエッジ独特と言えるのではないでしょうか?
このストリング過積載は特に分かりづらいので名前を変えた方がいいと思います。
そのことはトレーニングでも一言コメントさせていただきました。
ただ、これは英語の「String oversizing」の直訳だそうです。
もっといい日本語があれば教えて欲しいとソーラエッジのスタッフの方もおっしゃられていました。
「ストリング超過延長」とかかなぁ・・・
ストリング過積載にはどんな意味があるのか?
最初はこのストリング過積載の意味合いはわかりにくいと思います。
ポイントは施工時のケーブルです。
ストリング過積載を仕掛け、ストリングの長さを長くしていくと発電所全体におけるPVケーブルの量はかなり減ります。
パネルについているケーブルとコネクタで限りなく発電所全体をつないでいき、最後の最後のところでちょちょっとケーブルを引き回す形です。
これができるとケーブルの量も減りますし施工費も減っていきます。
当然20年で見たときの故障箇所も減りますし、ケーブル内でロスする電力も減ります。
いいことばかりなのがこの「ロングストリング化」の考え方です。
問題点は何か? 分かりづらいこと ソーラーエッジ独自であること
問題点はここにつきます。
今までのパワコンの常識と異なる考え方(電圧主義から電力主義)へと容量の考え方が変わっているので直感で「どれくらいつなげるか」がわかりづらくその恩恵も当然直感では分かりません。
また、下請けに出すような施工は最初はかなり迷うと思います。
ストリング設計も思いっきり変わってきますよね。
そしてこの知識はソーラーエッジを使った発電所でしか使うことができない独自のノウハウです。
ここが難点ではないでしょうか?
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