最近ようやく気がついたことがあります。
僕も「中の人」になって長くなったこともあり、昔は僕も「そっち側」だったのですが、逆に勘が働かなくなってしまいました。
それは、監視装置のグラフを見ていてもどの故障か推測できない人がほとんどだということです。
発電所の監視装置を見ていても、今の状態が推測できない人はとても多い
そりゃそうですよね。
うん。
監視装置が見ているのは発電所ではなく、ほとんどの場合「パワコン」の動きを見ています。
正確にいうとパワコンの出力を見ているわけです。
発電モニタリングがいきなり途切れた
例えば、このグラフ。
見ていてどんなことが起こっているか推測できますか?
12時くらいの時間にいきなり発電がモニタリングできなくなり、16時くらいにようやく復活しています。
実はこれ、モニタリングシステム自体の不具合、もしくはSIMの通信の不具合で発生するパターンです。
つまりパワコンの不具合ではないのです。
このモニタリングシステムは現地の機械側でも「発電量データ」を保持しています。
通信が復活した瞬間、今までの発電量の合計値が「ドーン」と跳ね上がるがその証拠です。
逆に、この跳ね上がりがなかった場合は本当に発電がなされていなかったことを意味します。
停電や雪が積もった場合です。
せっかく天気がいいのに お昼に発電量がばらつく
これも多いのではないでしょうか?
夏の暑い日、発電絶好調と思いきや見ていると微妙に発電が伸びないパワコンがある例です。
これは温度上昇抑制か電圧上昇抑制(電力網側)でしょう。
結論としては温度が原因で出力が上がっていないのではないかと推測します。
なかなか綺麗には揃わないもんですね。
パワコン1台が謎の挙動
1台のパワコンが出力が上がらない場合、多いのがストリング単位で基盤が壊れていたり、MPPT単位で基盤が壊れていたりする場合です。
ストリングのケーブルがどこかで焼き切れている場合もあります。
しかし、このグラフには規則性がありません。
今ある規則から、現象を類推するわけですが、これは類推不能です。
結論としてはこれはパワコン側の基盤に思いっきり不良があり、規則性のない挙動をしていたという形でした。(交換対応)
パワコンを見るのも慣れが必要ですが、原理原則が分かってくると見えてくるものがあります。
ポイントは、異常発生の規則性から 今起こっている現象を類推することです。
皆さんはどんな不具合を経験してきましたか?
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我が家の場合ですが。
通信異常については、現地、監視装置に「Ping試験」をしています。と言うか、監視カメラ併設なので通信系の装置が動かなくなります。
停電は、停電警報が先にUPS電源で飛んできます。
解説されていない事に
「温度抑制」のグラフがあると思います。
発電量のグラフやパネル温度のグラフを1分単位で見ていると一定の温度で横ばいになり抑制がかかっているのが見えます。
簡単な方法として現地のリモコン表示盤を直接監視カメラで見ていると「抑制」の警告表示を見る事が出来ます。対策をどうするか「思案中」
温度抑制は悩ましいですよね。
今回の熱の?ばらつきは厳密にいうと温度抑制ではないはずなのでまた悩ましいところ。