借金大好きhamasakiです。
ホルムズ海峡が危ない。
すると日本ではすぐに「ガソリン代が上がる」と騒ぎます。
いや、本当にまずいのはそこじゃないです。
もちろんガソリンも上がります。
でも本当にまずいのはその先です。
原油が入ってこない。
あるいは入ってきても高騰する。
そうなると日本は、エネルギーだけでなく、化学と素材で詰みます。
日本は原油の9割超を中東に依存しています。
しかもエネルギー自給率は低い。
つまり、海の向こうの戦争で日本の産業が止まる国です。
今の状況はかなり危ないです。 Source Source
しかも、もう答えは出ています。
中東情勢が悪化すると、原油価格はすぐ跳ねる。
完全封鎖でなくても上がる。
危ないだけで上がる。
保険料が上がる。
輸送コストが上がる。
思惑が乗る。
全部乗る。
Source Source
で、本当にまずいのは**ナフサ**です。
ナフサは、石油化学の入口です。
エチレン、プロピレン、ベンゼン、ブタジエン。
プラスチック、樹脂、フィルム、包装材、合成繊維、いろんな部材。
だいたいここから始まります。
つまりナフサが足りない。
あるいは高い。
それだけで化学産業はかなり傷みます。
ガソリンの話ではありません。
モノが作れないという話です。 Source Source Source
化学が詰まるとどうなるか。
化学会社だけが困るわけではありません。
食品の包装が上がる。
建材が上がる。
電子材料が上がる。
自動車部品が上がる。
日用品が上がる。
つまり、生活コストも製造コストも全部上がる。
石油不足とは、単に車の燃料が高くなる話ではないです。
社会全体のコスト基盤が壊れる話です。 Source
さらに重いのが**アスファルト**です。
アスファルトは道路です。
日本の道路舗装の大半はアスファルトです。
つまり、アスファルトが高くなる。
足りなくなる。
その時点で、道路維持が苦しくなります。
新設の話ではありません。
補修の話です。
今ある道路を直せない。
穴を埋められない。
延命できない。
地方から順番に傷みます。
物流も傷みます。
事故も増えます。
インフラは、ある日突然死ぬわけではありません。
補修を諦めた瞬間から、静かに死に始めます。 Source Source Source
アスファルトが高級品になったら、日本はかなり危ないです。
道路は贅沢品ではありません。
社会の土台です。
そこを価格で削る国は弱い。
道路を維持できない国に、物流も防災も地域経済もありません。
「原油高で困るね」ではなく、
国の骨格が傷むという話です。 Source
そして**重油**です。
これも地味ですが効きます。
工場のボイラー。
乾燥炉。
各種熱源。
見えないところで、まだまだ重油は産業を支えています。
電気は代替の議論ができます。
でも熱は簡単に置き換えられません。
重油が上がると、工場の採算は一気に悪化します。
特に地方の中小工場はきつい。
つまり原油高は、家計のガソリン代の前に、
日本のものづくりの採算を壊します。 Source Source
それでも「備蓄があるから大丈夫」と言う人がいます。
毎回います。
でも備蓄は魔法ではありません。
時間を買うだけです。
価格高騰は止められない。
ナフサ高も止まらない。
アスファルト高も止まらない。
物流の混乱も止まらない。
結局、量を少し延命できても、値段と配分の混乱は残ります。
つまり経済は普通に傷みます。
安心材料ではありますが、万能薬ではありません。 Source Source
結論です。
ホルムズ海峡の問題は、ガソリン代の話ではありません。
もっと深いです。
ナフサが詰まれば化学が死ぬ。
アスファルトが高騰すれば道路が死ぬ。
重油が上がれば工場が死ぬ。
つまり、原油が入ってこない国は、
エネルギーだけでなく、素材とインフラでも詰みます。
そして、最もまずいのは産業が止まると「仕事がなくなり、収入がなくなる人が出てくる」ということです。
産業が止まり、消費が止まると…
どうなるでしょうか。



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