「アテルイの里」の分譲企画で設備認定の「パネル変更申請」をしていました。
WINAICO多結晶の260Wから275Wへの変更です。
パネルの変更は基本的に価格変更要件になります。
変更要件は簡単に言うと下記の通りです。
○運転開始前に太陽電池のメーカー若しくは種類(単結晶シリコン、多結晶シリコン、薄膜半導体、化合物半導体)の変更、又は変換効率の低下を行う変更認定。
つまり同じメーカーで同じ種類(多結晶 ⇨ 多結晶)で、変換効率が同じかアップするものであれば変更認定申請(軽微変更ではありません)をすることでパネル変更ができるんです。
この利点は2つ。
1つはパネルを変えることで、発電量が増えるというもの。
発電量が増えれば事業採算性もアップするので基本的にはいいことしか有りません。
もう一つは「見積もりを取り直せる」ということです。
メーカーは案件ごとに価格を管理していることが多いです。例えばAという物件は40円単価で、しかもパネルが高い時期に見積もりを出していたとします。
そうすると、いまのように円高になってもなかなか価格が下がりません。
下がらないように見積もりを管理しているからです。
ですが、パネルの発電効率を変えたり、見積もりを取る先を変えたりするとこの価格がころっと変わることがあります。
本当は上記のような際にパネルメーカーごと選びなおすことができるように経産省は改正FIT法を用意していたんだと思うんですが「契約時期」というギャップを使って電力会社に逃げられてしまっているような感じが有ります。
果たして8月1日以降の改正FIT法はどのような形で落ち着くんでしょうか?
悪徳メーカーから良心的なメーカーへ認定を変更することができれば国内の太陽光発電所は確実に増えるはずです。
写真は宮古島のメガソーラー施設です。
これくらい日射が強いとめちゃくちゃ発電するでしょうね。
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