青色申告の時期になってきました。
さて、太陽光発電投資をされている方で年間どれくらいの黒字が出るかというと・・・
実はそんなに多く出ません。
特に僕のように業者の作った発電所を買ったようなパターンでは「税金対策」はほとんど不要です。
青色申告には65万円までの利益を控除できる「青色申告特別控除」がある
そうなんですよ。
太陽光発電は事業所得ですからその事業所得から年間65万円までを控除する事ができます。
ここでいう所得と言うのは「売上」から「必要経費」を引いた額。
太陽光発電でいうと「売電収入」から「減価償却費+パワコン電気代+管理費+保険料+固定資産税+その他の必要経費」を引いたものが所得です。
税金対策をしたいなぁ。。。。と考えるのはこの所得が65万円を超えるような場合のみ。
それ以下の方は税金対策は必要ないと言っても過言ではありません。
65万円以上の所得が出ちゃいそう・・・な場合は家事按分を使ってみよう
4基保有してて、65万円以上の所得が出ちゃいそうなんだよなぁ・・・
という方は家事按分という言葉を勉強してみてください。
家事按分というのは個人事業主が青色申告をするときに事務所として使っている自宅の経費を事業用の経費に按分して会計をする事です。
例えば
自宅の電気代・ガス・水道代
新聞・TV・書籍
通信費・交通費
賃借の方は家賃
この辺は割合を定めて事業用の経費にする事ができます。
場合によりますが一人暮らしだったら50%近くは「事業所経費」とする事も全然不自然ではありませんよね。
これは別に脱税テクニックではなく、国の会計制度で認められた正式な会計方法です。
売電収入1000万までの個人の発電投資家であれば事業所得税はゼロと言えるのではないでしょうか?
もちろん100%減価償却などを使ってしまって減価償却費がゼロになっちゃったような人は別です。
また定額法を使っていてもラスト3年はどうしても納税が発生すると思います。
まぁそこは喜んで納税をしましょう。
個人的なお勧めは特別償却可能な範囲で黒字を出す事
なんでこんな記事を書いたかというと、昨年の青色申告では面白がって赤字をバンバン出したんですよ。
なんですが、それをやると銀行がいい顔をしないという事がよくわかりました。
銀行の信用を増すためには黒字会計が基本。
>>【銀行員に教えてもらった融資のコツ】融資が欲しければ確定申告は黒字決算
会計はおもちゃではないので無駄に赤字を作るのはホドホドにしましょう(苦笑
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