SMAの新型パワコンSunnyBoy5.5の評判がいいとのこと。
まずはデータシートを見てみましょう。
主なところを取り上げると
過積載率 250%
変換効率 96%
起動電圧 80V 最大動作電圧 450V
力率95%制限時の出力 5.5kW
2MMPT 4入力端子
重量 17kg
温度環境 −25度 〜 60度
こんな感じです。
どこを評価すべきか
過積載率、力率95%対応、2MPPTなどなど評価ポイントはたくさんあります。
全体的に市場で必要と言われる機能はほぼ全て盛り込んでいるという印象です。
それでいてSMAは監視装置が内蔵されているという考え方ができるので、後から監視装置を追加する必要がありません。
これだけで30万円以上の価値があります。
その上で新機能 ShadeFix機能による影対策が
この機種ですが、ShadeFixという新たな影対策機能を盛り込んできました。
影対策というとこれまでは
・レイアウトを工夫し 影の影響のあるパネルをまとめる
・パネルの縦方向、横方向を影の方向と揃え、バイパスダイオードに活躍してもらう
・オプティマイザを設置し、影の影響を最小限にする
というものでした。
このパワコンはそれ以外に、パワコン自体が影対策機能を持つというのです。
最初はさっぱり理解できませんでした。
上の図はその機能の模式図です。
これだけでわかる人はかなりの「アルゴリズムマニア」であり「制御機能マニア」です。
この動画を見るともう少しわかるかもしれません。
興味のある人は一応見てみてください。
なんかわからないけど、ちょっとわかるような・・・もう少しわかりたいんだけど・・・という方へ
まず理解しなければいけないのはMPPTという機能です。
最初に出したグラフの青線。
これが通常のストリングのV-W曲線です。
横軸が電圧。縦軸は電力です。
パワコンはそのストリングの電圧をコントロールし、その時にストリングが出す電力が最大になるポイントを探しています。
ここで最大のポイントはどの電圧電流の組み合わせがもっとも特なのかということ。
答えはここです。
問題はこのポイントをどうやって探すか。
答えは、ちょっとずつ電圧をずらし、地味に最大ポイントを探すというもの。
ちょっと電圧を上げ(制御)、電力を測定し上がっていればもう少しあげ(制御)、ちょっと下がるところまであげます(制御)。
上げて、上げて、下げて、上げて最大ポイントを探すのです。
問題は、グラフの赤の曲線のようになってしまった場合です。
影や故障があるとこのグラフの曲線がガタガタになってしまうのです。
問題はこのガタガタ具合が「上げ下げ制御」を狂わせてしまうこと。
青い曲線の状態だったものが、日陰の発生によって突然赤になってしまったとします。
するとMPPT制御をかけ、ちょっと上げ、下げとやっていくと黒丸の点に到達してしまうのです。
本来は赤丸のGMPPT(グローバルMPPT)に到達しなければならないのに、ローカルMPPTポイントで「ここが最大値だ!」と勘違いしてしまうわけです。
・・・
あまりにも長すぎるブログなので今日はここまでにします
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