Hamasakiさんの太陽光発電お勧めセット

固定価格買取制度が始まってから5年が経過。

いろいろな製品が出てきました。

さて、この18円の価格で太陽光発電を続けていくためにポイントになるのは何と言ってもパネル、パワコン、架台、監視装置の組み合わせではないでしょうか?

今回は借金大好きhamasakiさんの太陽光発電お勧めセットを考えてみます。

 

根本原理  18円の壁を乗り越える必要がある

まずは根本原理の確認です。

kWhあたり40円からスタートした買取単価ですが今年は18円です。

実は低圧の世界では24円くらいまでは買取単価の低下はあまり影響がありませでした。

 

当初は50kWのパワコンに50kW近辺のパネルを繋ぎこむ形主流でした。

だんだん「過積載を仕掛けると発電量が上がる」ということがわかってきましたが、その時(36円時代)は63kW程度でも過積載と言われていました。

 

パワコンメーカーもおっかなびっくりで「それはちょっと保証の対象外・・」というような風潮もありました。

しかし24円の時代になる頃には「電気的限界までOK」というメーカーもでてき始めたので200%近い過積載がどんどん出てきました。

スクリーンショット 2018-06-25 16.59.31

この写真は売電価格の低下と過積載をグラフに弾き直したものです。

太陽光発電ムラ投資研究所より

 

赤線は売電収入予測(左軸)。

青線は設置費用(右軸)

24円案件くらいから過積載レースが本格化した為、収益性が上がっているというモデルグラフです。

しかしそれも24円、21円までのお話。。。

 

太陽光発電ムラ市場

 最新の過積載のポイント 21円からは話が変わってきた!

21円からは過積載で攻めるにも限界が訪れました。

200%以上の過積載は効率も落ちてきますし、電気的に不可能な場合が出てきました。

 

こうなってくると逆に狙うのは「ダウンサイジング」や「土地へのフィット」です。

 実は最大のポイントは土地と地域

例えば日照のいいところとでは無理に過積載を仕掛けるよりも狭目の土地で80kWくらいで止めておくというのも手かもしれません。

狭目の土地でも従来の60セルサイズのパネル(1.6m×1m)でもハーフカットセルという最新のパネルであれば320Wもの定格容量があります。

288枚で92kW、252枚で80kWです。

252枚であればパネルの面積で403平米ですから、上手にレイアウトすれば600平米ちょっとあれば十分入る可能性があります。

逆に日射のあまり良くない地域であれば、ある程度しっかりと過積載を仕掛けておいたほうが良いです。

曇天の日にも有効ですから新潟などでは過積載は必須条件と言えます。

 土地がリッチに使える場合

土地がリッチに使える場合はパネル枚数を増やすことができますよね。

275Wくらいの値段の安い者を使って枚数を増やすということもできますし、ソーラーフロンティアのパネルを使うこともできます。

また、パネル角度を立ててあげて、より有利に発電することも有効です。

この時気をつけなければいけないのは日射の悪い時期(冬)に合わせた角度を選択することです。

過積載を仕掛けていると日射の良い時期は実は角度はあまり関係ありません。

雪国の場合 両面パネルがオススメ

雪国の場合は両面発電パネルも有効です。

裏面の発電が表の雪を溶かしてくれます。

 

PCSは変換効率よりも・・・  とエラーコードが遠隔で見えるPCSは圧倒的に運用性が高い

 

実際何基か運用してみると「監視装置とは一体何を監視しているのか?」と思ってしまうことがあります。

PCSごとの監視、ストリングごとの監視といった細かい監視ができるものもありますし、CTタイプのエコめがねであれば3つのCTセンサーで監視するので9台のPCSであれば3台まとめて監視する形です。

また、一般的にPCSメーカーの監視装置ではないサードパーティーの監視装置を付けるとPCSのエラーコードが遠隔で読み取れないことがほとんどです。

そういう意味では純正で監視できるソーラーエッジやSMAは運用面では一歩進んでいるPCSと言えます。

 

 

ということでhamasaki さんのお勧めセットはこんな感じ。

 

<安ウマ系>

ジンコ320kW ハーフカットセル 288枚 + オムロン(12.375kW 4台構成) もしくはソーラーエッジ三相

<さらに小さい場合>

ジンコ320kW 252枚(80kW) + パナソニック5.5kW 9台(もしくはソーラーエッジ単相)

<両面を使いたい場合>

インリー両面 + ソーラーエッジ

これからムラ市場でセット化していきます!

<土地が広い場合>

ハーフカット 360枚 + オムロン9.9kW 5台

ソーラーフロンティア 185W 500枚近辺 + 新電元 9.9kW 5台構成 (この構成なら100kW越えも可能)

 

ソーラーエッジをカッコ書きにしたわけは2つあります。

MPPTがパネル2枚単位であることや、パワコンの保証がとても長いこと(標準12年)など明らかなメリットがあるソーラーエッジ。

 

しかしJET認証が取れていない為申請にクセがある、そして取り扱い可能な成功店が限られる(研修が義務付けられている)という条件があります。

 

個人的にはとても好きなテクノロジーなので単相、三相ともに1個ずつは導入したいなと考えています。

 

またMPPT単位が細かいので両面発電にはとても向いています。

そこも魅力!

 

もうすぐ契約する新潟の発電所はSMAなのでそれも楽しみです。

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