再生可能エネルギーの出力変動も吸収、落差369mの揚水発電で電力網を安定化
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北海道電力は長期的な電力の安定供給を確保するため、バランスの取れた電力調達の多様化を進めている。この取り組みの1つとして、ピーク供給力としての役割や揚水による電力の貯蔵、電力系統の調整機能などをもつ純揚水式発電所である「京極発電所」の開発を進めている。そのうち同発電所の2号機がこのほど営業運転を開始した
北海道電力といえば日本でもかなり太陽光の受け入れが進んでしまい、系統的にはかなり負荷がかかっていると言われている地域です。
当然の事ながら「無制限・無保証の出力抑制」の対象エリアです。
電力会社は太陽光発電をあまり受け入れたくない立場をとる事が多いわけですが、なぜ北海道電力がこのように様子発電を強化しているかというと。。。
<社説>揚水発電3% 電力各社は利用拡大を
http://goo.gl/UOalYL
太陽光発電などの再生可能エネルギーが余った時に蓄電池として機能する揚水発電所の設備利用率が昨年度、全国で3%にとどまった。ほとんど活用されていないに等しく、各電力会社の再生エネルギー普及に取り組む姿勢が問われかねない事態だ。
(中略)
経済産業省は電力5社に対し、揚水発電の最大限活用による再生エネの受け入れ可能量を試算するよう求めている。
こんな裏がありそうです。
電力会社、各省庁(特に環境省や資源エネルギー庁)にはそれぞれ異なる思惑があるわけですが、そんな中でどのようにすり合わせていくか。
これは国のトップがしっかりと打ち出し、方向性を合わせていくべきでしょう。
今後日本で新しい原発が立つ可能性や30年という原発の寿命を考えると国内の電力をどのようにまかなっていくべきかは自ずと決まってきます。
また、国際的にも環境的な視点は強くなってきています。
震災後、日本だけが二酸化炭素を出しまくってきたわけですが、それもいつまでも許されるわけではないと思います。
という点をいろいろ複合的に絡み合わせるとこの揚水発電の強化という経産省の出した姿勢は太陽光発電のさらなる受け入れ強化につながっていくのではないでしょうか?
固定価格買い取り制度の単価が27円になったと言う事は当初の40円から比べると発電コストが3割以上下がったという事です。
この方向で進めていく事は「正しい事」だと僕は思います。
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