ここ数週間、発電所の増設のお話を聞く機会が増えてきました。
(増設のお話はほとんど100%お電話での相談です)
以前はどのメーカーも過積載に懐疑的だった過去があり、パワコン容量とパネル容量にほとんど差がないような発電所もありました。
そのような発電所で土地が少し余っているような場合、増設することができる場合が多いです。
増設の旨味は幾つかあります。
1.過去の契約単価への投資なので利回りが非常に高いこと。
2.パワコンの追加投資がかからない
3.発電量が見えているので追加投資へのリターンも見えやすい
こんなところでしょうか?
一方でパネルを増設する場合、気をつけなければいけないことが幾つかあります。
1.同じパネルを増設するのか、別のパネルを増設するのか
2.同じパネルを増設する場合、パワコンの特徴に合わせて増設を仕掛けていきます。
3.違うパネルを増設する場合
3.1 例えば田淵電機のように1回路ごとにMPPT制御をかけている場合、各回路ごとに違う直列数で設計することが出来ます。それどころか別のメーカー・別の出力のパネルを繋いでいくことも可能です。
3.2 例えばオムロンのように1つのパワコンに1つのMPPT制御をしている場合、パワコン毎に電圧を揃えてやる必要があります。これは一般的にはパネル種類とパネル直列数を揃えるということです。
ここまでの条件と土地の空き具合を見ながら、どのような増設を仕掛けていくのか設計していく形になります。
個人的には、パワコン毎にパネルを分けて増設を仕掛けていくほうが後々の管理もわかりやすくていいのではないかと思います。
また、要注意なのが、パネルの合計出力がパワコンの出力よりも低い場合です。
例えば下記のような5.5kWパワコン2台の発電所があったとしましょう。
【パワコン1 オムロン5.5kW】
パネル SF170–S 3直列 12並列(6.12kW)
【パワコン2 オムロン5.5kW】
パネル SF170-S 2直列 14並列(4.76kW)
この発電所の認定容量はパワコンとパネルの容量の低いほうの合計値なので 5.5kW+4.76kW=10.26kWです。
11kWではありませんよ。
そして、この場合、パネルの増設を仕掛けられるのはパワコン1のみです。
ここは意外と落とし穴なのでご注意ください。
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