リパワリングで投資効率を上げるコツが色々と見えてきました。
リパワリングというのは古い発電所の設備を一部入れ替えて発電効率を上げていく方法のことです。
事実上はパワコン交換を中心とし、場合によっては両面パネルを使うなどして発電量を上げていきます。
というのも事後的増設ができなくなっているので、一番簡単な「余った土地に増設する」ができなくなっているからです。
事後的過積載の禁止というやつですが、本来であればこれが１番投資効率のいいリパワリングであり、一番安い再エネ投資の進め方なんです。
なのですが、これがご法度となれば次は返還効率９３％程度の古いパワコンを交換したり、片面パネルを両面発電パネルに変えるといった「パネル容量を上げないやり方」になります。
リパワリングをした方が得な発電所はどれ？
リパワリングした方が得な発電所はこれです
・一部影が差している
・売電単価が高い（３２円以上）
・パワコン効率が悪い
・雑草対策にコストがかかっている
・パワコンが頻繁に故障する
こんな感じでしょう。
リパワリングで投資効率を上げるためには「今失っているお金」を数えることなんです。
例えばSMAの発電所で故障から復旧に６ヶ月かかるようなパターン。
発電利益を大量に失ってますよね。
5年の追加保証をした方はなかなかリパワリングには踏み切れないと思います。
僕は追加保証を選択しませんでした。
理由は今後SMAのサポートはさらに質が悪くなるはずだと考えたからです。
であれば、そのお金はリパワリングに回した方が得です。
また、10年経過あたりでパワコンを変えようと思っている方はこのお金もリパワリング予算に組み込むことができます。
パワコンを交換したら150万円〜200万円かかります。
どうせお金をかけるなら、元が取れるのであればパネルや反射型防草シートを使って発電量を上げてしまった方が得な場合があるはずです。
パネルの選定、パワコンの選定、ストリング、シミュレーションの作り方、融資の取り方。
リパワリングも奥が深いです。
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