太陽光発電所を売る時、一番シビアになるのが「いつまでに現金かしないといけないのか」というリミットです。

このリミットがあると、一気に自由度が下がるんです。

公庫の融資が使えない場合がある

買う側からすると公庫の融資が使えない場合が出てきます。

それもかなりの高確率で。

というのも公庫の融資実行は「設備認定の名義変更が完全に終わってから」です。

（信じられないことに）JPEAからすると今は年度の切れ目で「変更認定申請含め、今年度の認定申請は期限切れ、審査は4月に再開」という状態です。

１年のうち３ヶ月以上が「審査しない」期間というのは一体どんな年度事業なのだと疑問になりますが、この時期に認定が降りないのは決定事項なのです。

つまり、公庫は使えません。

この時期に１ヶ月２ヶ月で現金化しなければならないということはそういうことなんです。

本当に売りたかったら値段を下げる必要があります。

現金の人が思わず飛びついてしまう価格や、銀行の良心が残っている人が飛びついてしまう価格です。

逆に、自分しか購入者がいないと分かったら

逆に自分がお金を持っていて、購入のライバルがいないと思ったら指値のチャンスです。

先方が本当に現金化したいのであれば太陽光業界ではあまりない「指値」が通る可能性があります。

太陽光発電所は「最悪売れなくてもOK」というオーナーがほとんど。

なので普通は指値が通りません。

ですが、この「現金化にリミットがある」場合は別なんです。

売り手にはきつい現実ですが、認めざるを得ません。

「いついつまでにお金が必要」

この状態は避けるのが鉄則です。

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