ちりりさんが僕の名前をわざわざ出してくれました。
せっかくですので解説します。
FIT制度に地域活用要件が出てきたというお話。
これはFIT14円まではなかったお話です。
翌年から低圧のFITビジネスが事実上死んだ原因になったのがこの「地域活用案件」です。
基本的に国は低圧FITをやめようとしていました。
理由は「不良発電所が多い」「設置コストが下がっていない」という2点です。
なのですが、特例として地域に貢献する発電所であれば低圧も認めてあげよういうルールができました。
それがこの「地域活用案件」です。
地域活用案件のルールは3つ。
1. パワコンに自立運転機能をつけること(必須)
2. 30%以上の自家消費案件であること
3. 10年の一時転用を取得したソーラーシェアリング案件であること
この3つです。
2と3はどちらか(ソーラーシェアリング、もしくは自家消費)、1は必須です。
地域活用案件の問題点
地域活用案件の問題点。
それは、認定を取得することが極めて難しいということです。
30%の自家消費は野立て案件では暗号通貨のマイニングでもやらない限り不可能です。
一方でソーラーシェアリングはというと、10年の一時転用許可というのが極めてハードルが高いのです。
これまでソーラーシェアリングは3年の一時転用許可をとることしかできませんでした。
しかし、ある年から10年の一時転用許可が取れるようになったのです。
この条件はなんと、事実上の「認定農家であること」です。
農家は95%以上が兼業農家なのですが、専業農家の中のさらに収益性の高い農家が認定農家。
つまり、10年シェアリングを申請できる人はとても少ないのです。
農業生産法人などごく一部です。
国は基本的には低圧を潰したかったのです。
ではなぜ、地域活用要件なるものを作ったか。
それは、認定の数がゼロになってしまっては困るからでしょう。
2020年、2021年は新規認定が極めて少なくなっています。
特に2021年は1GWを切っているはずです。
国は2030年までに再エネを倍に増やすという目標を掲げていますが、実現する気はなさそうです。
掛け声と、政策が一致していない。
目標と、予算が合致していない。
なんとも不思議な国です。
であるが故、既存の認定や稼働済み発電所は価値が高いのです。
特に発電側基本料金や撤去費用積立が始まっていない今、まさに今が一番価値が高い瞬間なのです。
株で言うと一番値段が高いところ。
ここから制度改悪によって太陽光発電所の価値は少しずつ下がっていきます。
**********************
太陽光発電所の値付けお手伝いいたします
【セカンダリ物件】太陽光発電所の値付け・販売行います
残期間、売電量、終了までの事業計画、融資適格性、そして相場を評価して値付け・販売をお手伝いいたします。
太陽光発電事業者目線で配信しているyoutube番組 太陽光発電ムラチャンネルはこちら
借金大好きhamaskaiさんもメインスピーカーの一人として赤裸々に・全部まとめて・わかりやすく解説してます!
赤裸々に、生々しく、面白く!
太陽光発電事業を使った収入の複線化についても話していきます!
https://www.youtube.com/watch?v=AqBi5Nn_ruY
一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)の登録はこちらから
銀行員から「浜崎さんの計画書をください」と言われた太陽光の計画書が付いてくる動画はこちら
題名:サラリーマン流の融資の通し方 ベンチャー3年目の社員が2年で6000万円の融資を通した事例紹介
講師 : 私
太陽光発電ムラ仲間募集中!
facebookグループ「再エネでエネルギー自給率200%を目指す太陽光発電ムラ」仲間募集中です!
太陽光発電ムラ 投資研究所開設しました!
太陽光発電所の値付けお手伝いいたします
【セカンダリ物件】太陽光発電所の値付け・販売行います
残期間、売電量、終了までの事業計画、融資適格性、そして相場を評価して値付け・販売をお手伝いいたします。
低圧向け スカイプ相談&資料雛形提供サービス
高圧向け 成功報酬型融資獲得サービス
コメントを残す