次に出てきたのは廃棄費用についてです。
太陽光発電所は7割が「廃棄費用を積み立てていない!」問題
これです。
廃棄費用を積み立てていないのが問題だというお話。
原子力発電所は廃炉費用を積み立てておらず時々ちょろっと問題視されていますが現政権と電気事業連合(電事連)の強力なバックアップの元で「40年の寿命を60年に延長する」という方法で回避しようとしています。
一方で太陽光発電。
東京電力のような大手発電事業者じゃないんだからしっかり積み立てようねというお話なんでしょうか?
資料を読み込んでみるとこんな風に書いてありました。
どうですか?
低圧は74%、高圧は59%が将来的な廃棄を想定して廃棄費用を確保していないとまとめられています。
大問題に思えますよね。
20年後に世の中に不法投棄る発電所が大量に出回りそうですよね?
軍靴の音が聞こえてきますよね。
ち が い ま す
何が違うか1 そもそも発電所は21年目以降も稼働させる予定
これです。
僕は20年後に格安の電気を日本に供給するためにFITをやっているわけです。
20年後に処分しません。
何が違うか2 制度設計する側が金融リテラシーゼロ
次にこれです。
経産省もその外郭団体も有識者会議も金融リテラシーゼロ。
僕らは15年〜17年の銀行融資を組んでいることが殆どです。
その場合、ラスト3〜5年は元本返済の必要がないボーナス期間が訪れます。
一方で経産省が想定する廃棄費用はシステム費用の5%。
高めに見積もっても最終年度の売電金額でまかなえます。
つまり、現時点で積み立てる必要がないのです。
だから僕は積み立てていません。
もちろん引当金として積み立てることを義務化されたやりますが、それが何か国をプラスにするのかというとしないような気もします。
もし、この積み立てを義務化するのだとしたら。。。
ベストなのは実は銀行の定期預金ではないかと
こんなアクロバティックな考え方ができます。
なぜなら、銀行の定期預金は同額を借り入れることが容易だからです。
言いたいことは銀行の定期預金を積もうという話ではなく、積立金の分そのまま融資金額を担保したいということ。
この辺は金融的には常識だと思うんです。
ただ単に銀行の口座に積み残したのでは金融的には全く意味はありませんから当然の考え方。
信用創造を経済産業省が理解していないというのが痛い。
この国に投資マインドが一切育っていない象徴的な事例のように思えます。
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全くそのとおりですよね。
うちも20年以降も継続予定ですし、19年目で廃棄費用全部出す計画にしています。
積み立てを義務化するのであれば、IRR5%ぐらいで運用して頂かないと全くの死に金ですね。