太陽光発電などの再生可能エネルギーは、貯蔵しにくいことが課題で
あることはご存知かと思います。
そのことが、今話題の「出力抑制ルール」につながっています。
「どこかにプールすることができないので、太陽光発電所から、
電気を送電しないでください」。
ということになってしまいます。
あるいは、蓄電池を設置するといったことが、直近の対策で検討されて
いるようです。
一方、中長期でもっと良い方法がないか検討されており、今話題の、
水素に変換する手法の研究が本格的に始まるようです。
研究に参加する企業は、信頼のありそうな企業が名を連ねています。
近い将来、太陽光発電で作った電気を簡単に水素に変換できる技術が
確立されれば、出力抑制に悩まなくても済むかも知れませんね。
早く実現しないと、20年の買取期間が終了してしまいます・・・。
同事業では、様々な適用先に応じたアプリケーションを見いだし、そのアプリケーションに応じた適切な技術によるシステムの研究開発を行う。事業期間は平成26年度から平成29年度まで。
同事業の委託予定先は下記の通り。
- 水素(有機ハイドライド)による再生可能エネルギーの貯蔵・利用に関する研究開発
千代田化工建設、横浜国立大学 - 北海道に於ける再生可能エネルギー由来不安定電力の水素変換等による安定化・貯蔵・利用技術の研究開発
豊田通商、NTTファシリティーズ、川崎重工業、フレイン・エナジー、テクノバ、室蘭工業大学 - 高効率固体高分子型水素製造システムによる Power to Gas技術開発
東レ - 発電機能を有する水素製造装置を用いた水素製造・貯蔵・利用システムの研究開発
高砂熱学工業、産業技術総合研究所 - 非常用電源機能を有する再生可能エネルギー出力変動補償用電力・水素複合エネルギー貯蔵システムの研究開発
東北大学、前川製作所、岩谷産業
以上です
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