今回から設置工事の一部始終をご報告します。
本音のところ、良くも悪くも、ループ社の取付説明書は、ざっくり記載されているので、思った通りスムーズに進まないと思ったほうがいいと思います。
これから設置を検討されている電気工事士さんの参考になれば幸いです。
部材も揃ったので、いよいよ設置工事です。
まずは、兵庫第4、5発電所からです。ここのパワコンは田淵電機の3相3線200V仕様です。
田淵電機のパワコンに「みえるーぷ(遠隔装置)」を接続する場合、全区画のPCSを「外部通信線」「同期信号線」で接続する必要があります。
工事は面倒ですが、ストリング管理が可能になりますので、詳細なデータ収集が可能で便利です。この発電所は稼働開始から1年経過しましたが、ブレーカーが上がることが2度ありましたので、今後は同様のことが発生しても原因がつかめるのではないかと期待しています。
ただ、この発電所は設置時に同期信号線でつながれていることを確認していたので、あとは、外部通信線をつなぐ作業がメインです。
まずは、兵庫第4発電所から工事開始です。
設置説明書に沿って外部通信線を配線し、「みえるーぷ」との接続、電力供給配線等を済ませて、最後にパワコンの設定です。
この設定がややこしく、家電ではなく工業製品という感じの設定手順です。慣れていないと、とにかく操作方法が難解で面倒くさい・・・。
しかしこれも、設置当時に設定完了していたようで、再設定は不要でした。(確認作業のみ)
余談ですが、田淵のパワコンはカバーを開ける際も、「鍵開錠」し「ネジを外す」作業があるため非常に面倒です。
これも産業用機器の宿命か・・・。しかし、新電元のパワコンは開錠だけで済みます。
話は戻って、設置工事時の同期信号線がシールド無しタイプだったので、心配でしたがそのまま工事続行です。
(今まで問題ないので、おそらく大丈夫と楽観的に考えました)
また、同期信号線がパワコン間でつながれていたので、そのPFD管を使って外部通信線を配線でき、とても効率的でした。
さて、いよいよみえるーぷの電源ONです。
コンセント差し込んで通電確認。
しかし、通信ランプが消えていて、通信していない・・・。
なにが間違っているのか???
どこも間違っている様子はないので、再配線、再システム設定しましたが、状況は変わらず仕舞い。
ここまで休憩なしの4時間経過。疲れ果ててボーッとしていました。
そして、当日は日曜日でループ社は休み。聞くに聞けません。
さてこれからどうしようか・・・。途方に暮れていました。
以上です
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