東京電力が、10-50kwの低圧発電所における工事代金を余計に徴収していたそうです。
東京電力管轄で低圧発電所を設置された方は、お金が戻ってくるかもしれません。
(どこかで聞いたことのあるような謳い文句・・・)
具体的には、電気を使用する分については、東京電力の工事費用負担になりますが、
その部分を引き忘れていたそうです。
金額は、条件によって違ってきますが、ほとんどが数百~数千円のレベルと推察されます。
それよりも、高い工事料金を改善してもらいたいと思うのは、私だけでしょうか・・・。
(以下、東京電力のリリースです)
再生可能エネルギー発電設備の当社電力系統への連系に伴う工事費の算定誤りについて
平成27年2月26日
東京電力株式会社
お客さまが太陽光などの再生可能エネルギー発電設備を設置する際には、発電した電気を当社の電力系統に連系するための工事費をご負担いただいておりますが、このたび、平成24年7月1日の再生可能エネルギー固定価格買取制度*1開始以降、お申し込みのあった一部の工事において、工事費の算定を誤り*2、過大にお支払いいただいていたものがあることを確認いたしました。
算定を誤った工事は2,087件(対象約11万件*3)で総額約510万円の過収となります。
工事費の算定を誤った原因といたしましては、再生可能エネルギー固定価格買取制度の開始に伴い、新たな工事費の算定ルールが導入*4された際、社内の周知が不十分であったことから、関係者にルールの誤認識が生じてしまったものです。
当社といたしましては、再生可能エネルギー発電設備を設置されたお客さまに大変なご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申しあげます。
工事費の算定誤りが確認された工事につきましては、対象となるお客さまに対し、過大にお支払いいただいていた工事費を早急にご返却いたします。
今後、当社は同様の誤りを繰り返さぬよう、改めてすべての社内関係者に正しい工事費の算定ルールを周知するとともに、再発防止対策の徹底に努めてまいります。
(再発防止対策)
1.工事費算定の社内マニュアルに今回の算定誤り事例を追加するとともに、半期に一度行う定期的な社内点検項目に追加。
2.工事費から当社負担額の差し引きが漏れていたことを踏まえ、算定担当者や審査者が差し引き漏れの有無を確認するよう、社内算定書類に確認項目を新設、ならびにお客さまへのご請求文書に当社負担額を記入する欄を追加。
以 上
*1 再生可能エネルギー固定価格買取制度
太陽光や風力等の再生可能エネルギーによって発電された電気を法令で定められた価格・期間で電力会社等が買い取り、買取りに要する費用を「再生可能エネルギー発電促進賦課金」として、電気をお使いになるお客さまにご負担していただく制度。
*2 工事費の算定を誤り
再生可能エネルギー発電設備を当社低圧電力系統に連系する際、お客さまに工事費をご負担していただいている。そのうち、更地などに新たに設置する場合は、当社が供給する電気をご使用いただくための設備にかかる費用は当社負担となり、全体の工事費から当社負担分の差し引きを実施すべきところ、差し引きを行わなかったもの。
*3 対象約11万件
太陽光などの再生可能エネルギー発電設備のうち、発電容量が10kW以上50kW未満で当社低圧電力系統に連系しているもの。
*4 新たな工事費の算定ルールが導入
再生可能エネルギーの普及を目的とした再生可能エネルギー固定価格買取制度の開始に伴い、新たな工事費算定ルールが導入された。
・すでに電気のご契約をいただいている場所において、電力会社に電気を売ることを目的として新たに再生可能エネルギー発電設備を設置する場合、既存の引込設備とは別の引込設備を設置することを認め、それに係わる工事費は、電力会社が電気を送るために必要な設備も含め、全額お客さまが負担することとする。
・一方、更地などに新たに再生可能エネルギー発電設備を設置する場合、引込設備などの工事費については、お客さまが負担するが、このうち、電力会社が電気を供給するための設備にかかる費用は従来通り、電力会社が負担することとする。
以上です
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