「太陽光発電はフルローンじゃないと」
「フルローンでシミュレーションをしたらキャッシュフローが赤字になった」
「金融機関がフルローンを出してくれないから太陽光はもうダメだ」
僕自信はこうは考えてはいないんですが、このような言い方をされる方は実際に結構いらっしゃいます。
なぜフルローンにこだわるのか ROEが極めて高くなるから
実際フルローンが成り立つ案件は強烈です。
太陽光発電事業のわかりやすい指標として「表面利回り」というものがあります。
これは年間売電収入を総投資金額で割った割合の事です。
200万円の売電の発電所が2000万円だったら、この発電所の表面利回りは10%という事になります。
しかし、ローンを組んで買う事を考えると、表面利回りではなく、ROEという指標が重要になります
ROEと言うのは「Return on Equity」の略で日本語では自己資本利益率といいます。
つまり、純粋な利益(キャッシュフロー)を手出しした資金で割った指標の事です。
例えば100万円の手出し資金と1900万円のローンで買った物件の1年目のキャッシュフローが40万円だったとします。
すると、ROEは40%という事になります。(40万/100万)
ところがこれがフルローンだった場合、ROEは無限大になります。(40万/ 0 )
自己資金を使わずに利益を稼げるという事はまさに濡れ手で粟。
ある意味究極の投資なのです。
ではフルローンでなければ投資ではないのか?
フルローンのいいところは何と言っても手出し資金が不要な事です。
なんですが、それだけローンの割合が大きく(100%)なるというわけで、利益額を犠牲にしていると言えます。
そりゃそうですよね。
全額自前資金であれば200万円の利益のところをフルローンにしたから利益は10万円になってしまったという事も全然ありえますし、なんなら最初の3年は赤字なんて事もありえます。
手出しの100万円が無かったらなんなら2、3年は赤字でもまぁ良いっちゃいいという考え方もあります。
なんですが、問題なのは「これはフルローンじゃないからやめておこう」という考え方だと僕は思うんです。
一番の問題は「機会損失」です。
なんなら100万円の頭金さえ払ってしまえばしばらく案件をホールドする事だってできるはずです。
金融機関も「この人は頭金を出せる人だ」と思えば融資審査に本腰を入れてくれます。
減価償却の観点からも10%くらいの頭金を入れると償却と返済のバランスが取れやすくなり、会計上もまとまりがよくなります。
逆にフルローンだと会計上は黒字が出ていても、キャッシュフローはそれより少なくなります。
個人的には10%の手出しまでは実行しても損ではないと思う
個人的には1割くらいは手出し金があった方が良いと思っています。
理由は上で書いた通り、金融機関も販売業者も本腰を入れてくれるから、そして会計上の収まりがよくなるからという点もありますが、もう一つは「意外とダメージがないから」です。
なぜかというと消費税還付を使うと約8%が還付されます。
そこに半年間の元本返済猶予と償却資産税の減免などを組み合わせると、1割手出し資金は半年程度で回収可能になる事が多いからです。
1年以内に回収できるのであれば、翌年もまた同じような投資をする事ができます。
こういった事も6月22日の神戸のセミナーでもお話ししようと思います。
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