ソーラーフロンティア集積配置の威力の続きです。
前回は簡単に言うと
・SFのパネルは縦置き+横ストリングで組んだ場合 影に強くなる
というお話でした。
以前ソーラーフロンティアに見せてもらった資料には「アレイ間隔を最適値から50%詰めても単位面積当たりの発電量に変化はない」というものでした。
これはどういうことかというと
◼︎アレイ間隔を気にして最後の1列が入らないような土地
ではむしろアレイ間隔をどかっと詰めてしまって
◼︎アレイ間隔を50%詰めてしまう
というような配置をしたほうが有利なのではないか?ということです。
南北方向のアレイ間隔の推奨値はどのメーカーでも「冬至の一番太陽の低い日」を基準に、南側のパネルが影にならないような間隔を出してくると思います。
逆に言うと1年のうちの大部分はアレイ間隔はもっと短くてもいいわけです。
以下は僕が架空の土地に対してSFの設計ツールを使ってレイアウトを割り当てた画像です。
◼︎モデル場所 静岡県
◼︎4段10度縦置き
◼︎パネル SF170-S
ちょっと狭い土地ですが10度架台なので308枚52.36kWの割付ができました。
一応、これでも低圧案件が成り立ちますが、土地の北側が少しさみしい感じになっています。
アレイ間隔は1593mmです。
ではこの土地に集積配置を実施してみましょう。
50%アレイ間隔を詰めたいところですが、施工性とメンテナンスを考えてアレイ間隔は900mmに設定しました。
見事1アレイ増え、パネルは408枚。69.36kWです。
偶然ですがパネル枚数が3の倍数なのでオムロン5.5kWのパワコン9台と組み合わせればバッチリ低圧案件として成り立ちます。
SFのレイアウトツールのシミュレーション予測が集積配置に対応していないため、細かい発電予測はメーカーに正式に依頼する必要があります。
しかし狭い土地に対してパネルを割りつけるという意味では抜群に聞いてくるのがこの集積配置です。
これは強烈ですね。
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