太陽光発電所の検査機器で検索すると最初にヒットするのは大体ストリングチェッカーやドローン検査です。
ストリングチェッカーというとソコデス、ソラメンテのような電圧測定と内部抵抗測定を同時にやってパネルの断線を検査する機器です。
通常、パワコンの入力端子からストリングの電圧をチェックするので、検査時はパワコンの蓋を開けて検査します。
まるでパワコンの検査をしているようですが、実態はパネルの検査です。
専用機器で検査できるのと、検査効率がとてもいいので発電所検査の主力とも言える検査です。
低圧1区画だと25〜36ストリングくらいの本数であることが多いので、それだけの回数で発電所の全てのパネルを検査することができます。
パワコンの検査はどうする?
パネルの断線検査は上記の方法でいけるんですが、これで賄えていない検査は
・パワコンの検査
・パネルの出力の検査
この2つです。
二つともストリング検査のような正解がないので難しさがあります。
パワコンの検査は実態は
・パワコンごと監視を行なっている監視装置のグラフとログを確認
これが一番確実です。
想定していないグラフの乱れがあったときに、現地でエラーコードを見たり、場合によってはパワコンの詳細な設定値や実行値を確認していきます。
このレベルになるとかなりの専門知識が必要です。
さらに面倒なのがパネルの出力検査
パネルの出力検査はさらに面倒です。
時々「自分の発電所のパネルが予定通り発電していない気がする」という相談をいただくことがあります。
しかし、これを検査するのはなかなか大変なんです。
やろうとするとよく晴れた日を選んで、パネルのIVカーブ測定をする必要があります。
これもまずはストリング単位でIVカーブを測定し、以上があるかを推測し、以上がありそうならパネル単位に細分化していきます。
しかし、ここから異常パネルを見つけ出すにはパワコンの検査以上に専門知識と勘が必要です。
よっぽどパワコンと設定に異常が無いことがわかりきるまで、着手することは無いはずです。
出力低下がパワコンかパネルかを一発で判別する方法
一発で判別する方法。
それは交換です。
パネルを交換するのは大変なので普通はパワコンを交換します。
怪しいと思われるパワコン箇所を、健常と思われるパワコン箇所と交換するのです。
交換に引きずられる形で異常箇所が移れば、問題点はパワコンである可能性が高いです。
交換しても異常箇所が移らなければ、パワコンは健全でパネルやケーブルである可能性が高いです。
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