借金大好きhamasakiさんの太陽光・融資・会計研究ブログ世界経済の鈍化によるパネルメーカー倒産とそれによる影響を予測する

新型コロナウイルスの猛威やその後の影響がちょっとずつ見えてきました。

・退院した後でももう一度陽性になることがある

・若者は感染させるリスクは比較的低い

・高齢者は感染時の致死リスクが高い

・ウイルスによる直接の致死率はめちゃ高いというわけではないが、それ以上に経済に対する影響が圧倒的に高い

こんなところでしょうか。

完全にウイルス感染を防ぐことはできないまま、経済的な死を回避するためにロックダウンの解除する国が出てくるはずです。

日本も遅かれ早かれこの路線をとることになります。

となると、太陽光への影響はどうなる？

短期的には融資が止まると一番痛いです。

融資が止まると新規案件が完成しません。

また、それに伴いパネルメーカー、架台メーカーも打撃を受けます。

キャッシュが潤沢にないところは潰れるところも出てくるかもしれません。

メーカーが潰れると、新規案件どころか、設置済みの発電所にも影響が出てきます。

メーカーが倒産した場合の影響は

一番はメーカー保証がなくなります。

パネルに不具合が発生しても代替え品を支給してくれることはありません。

これは他のメーカーがブランドを引き継いでも同じことです。

例えば何度か潰れたソーラーワールドは現在他の資本で一応活動をしていますが、潰れる度に過去の保証は「なかったこと」になっています。

また、保証以外でも現物を取り寄せることが難しくなります。

パネルが故障した時に代替えのパネルを入れたいのですが、外形寸法が似たパネルをとりあえずはめていく形になります。

スッキリしないですよね。

新型コロナウイルスの影響によるパネルメーカー倒産の可能性は

太陽光発電、世界市場の最新動向　2023年度は年間180GW規模も視野に

環境ビジネスオンラインの記事です。

最終的な導入量は、中国での導入量の影響を大きく受ける見込みであるが、インドおよび米国市場が堅調に推移し、欧州市場の回復が期待できることから、2018年の100GWを上回ることは確実である。2020年以降は、中国市場が年間40GW台の市場となり安定化に向かうものの、インド、オーストラリア、米国での導入が市場を牽引し、欧州市場の回復および中東、アフリカおよび中南米市場の拡大が期待されることから、太陽光発電市場は確実に成長することが見通される。

インド、オーストラリア、中国市場が安定市場となり、欧州市場の回復、中東、アフリカ、中南米市場の拡大

この辺がポイントです。

2023年に目論見通り１８０GWの需要があるかどうか。

この数字に順調に近づけるのか。

それがメーカーの安定的な成長につながります。

今コロナウイルスの影響は日本で多く報道されてる、中国、アメリカ、欧州だけではなく、当然アフリカ、南米でも猛威を振るっています。

果たして市場は拡大するのか。

日本の市場の拡大が全く見込めない今、メーカーの成長の鍵を握るのはこういった「パネル消費地」の経済動向になります。

電力の需要とパネルの需要、両方が安定的に存在する必要があります。

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