太陽光発電所の検査機器といえばソコデス(システムジェイディ社) とソラメンテ(アイテス社)が有名です。
いや、無名ですね(苦笑
無名な有名人というか、まぁあくまでも業界内の話ではありますが。有名なんです。
両者とも、手持ち型のポータブルな機器で、パワコンのストリング端子からテスターをあて、ストリング内のパネル故障を検知する機器です。
システムジェイディ社 ソコデス
アイテス社 ソラメンテ
どちらもやっていることはとても似ていますよね。
両者ともパワコン側からストリング単位でパネルを検査できるのでとても効率よく全数検査ができます。
ソコデス とソラメンテは何が違うのか
ではソコデス とソラメンテは何が違うのでしょうか?
ソコデス はその単体の検査で故障パネルの推定ができます。
8直なら8直とあらかじめ検査機器に設定しておくことでストリングの何枚目が故障しているのかを推定します。
これは便利です。
一方でソラメンテの方はパネルの故障箇所を推定する機能はありません。
ストリングの開放電圧とインピーダンス(内部抵抗)を同時に測定するというだけで、それによりストリングにクラスタ故障があるかどうかを「推定」します。
ただし、この「推定」は検査する人本人がやらなければいけません。
開放電圧と内部抵抗が数値として表示するだけです。(例えば 381V 5Ω)
この情報から検査者は「あれ?このストリング、どうも故障がありそうだぞ」と推測する必要があります。
これはちょっと慣れればできるのですが、最初はうっかり見逃してしまうかもしれません。
ただ、クラスタ故障があると10V単位で落ちるのでわかるっちゃわかるんですよ。
この後、ソコデス は電流センサーを使って実際のクラスタ故障を突き止めていく作業が始まります。
ピッピピッピ当てていくんです。
どちらがより効果的で効率的か
このブログを読んだ方は一発で故障箇所を教えてくれるソコデスの方がいいに決まってるって思う方も多いと思います。
ただ、ソコデス にも少し欠点があります。
1つは故障箇所を推定しているだけで、ドンピシャで当たるとは限らないということです。
結局メーカー保証を受けるにはMC4コネクタを外し、故障パネルをテストする必要があります。
一方で、ソラメンテの方はまず最初のテスタを当てる作業がかなり早いです。
1〜2秒で終わります。ソコデス の半分くらいです。
地味に時間がかかります。
そのあとの電流センサーを使ったチェックは確実にパネルの場所を検知できるので確実なんです。
確実。
結論 低圧数基ならソラメンテ
結論として低圧数基ならソラメンテです。
それも通常のソラメンテではなく、廉価版のeZ10という徹底的に簡素化した機種。
これは30万以下で買えるので個人含む中小企業者は一括で落とすことができる金額です。
利益を消すのにぴったり(苦笑
ただ、この機種は記録機能がないのと750V以下なので高圧は不可です。
ここに目を瞑ればこれで可能です。
ただ、プロユースとしては記録機能のある上位機種が必要になります。
これだと、金額面ではソコデス と、ソラメンテと結論を出しづらいですね。
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