本当に怖いのは、原油高そのものではなく「外圧」が強くなることです

(カテゴリ: ルール・法律・申請, 日本)

借金大好きhamasakiです。

ここでもう一つ、かなり嫌な話を書きます。

本当に怖いのは、
原油が高いことそのものではありません。

外圧です。

日本がエネルギーで弱る。
産業で弱る。
物流で弱る。
そうなると、国としての交渉力も弱ります。

弱った国は、外から押されます。
これは歴史がずっとそうです。

しかも厄介なのは、
エネルギーを持っている国ほど強いことです。

アメリカは違います。
世界有数の産油国であり、天然ガスも出る。
2024年の原油生産は過去最高水準で、エネルギー輸出も大きい。
要するに、自分で掘れて、自分で回せて、余れば外にも売れる国です。
こういう国は強いです。 Source Source

ロシアも違います。
制裁で苦しんでいても、資源国であることは変わりません。
原油もガスも石炭も持っている。
しかも食料まで強い。
ロシアは今でも世界有数の小麦輸出国です。
つまり、武力だけでなく、エネルギーと食料をセットで持っている国です。
こういう国は、危機の時代にしぶとい。 Source Source

中国も日本ほど単純ではありません。
たしかに中国は原油輸入大国です。
ただ、日本と違って国内の石炭がある。
国家主導で配分もできる。
さらに食料安全保障を法律で縛り、主食穀物の自給を国家目標にしています。
2024年の穀物生産も過去最高でした。
つまり中国は無傷ではないが、国家として耐える設計をしている。
日本よりかなり厄介です。 Source Source Source

一方の日本です。

2023年度のエネルギー自給率は15.2%。
食料自給率はカロリーベースで38%。
原油の中東依存度は9割超。
しかもホルムズ海峡が揺れると、そこがそのまま急所になります。
ここまで弱点が見えている国は、正直かなり珍しいです。 Source Source Source

つまり何が起きるか。

これからの時代は、
武力を持つ国が強いだけではありません。

エネルギーを持つ国が強い。
食料を持つ国が強い。
そして、その3つをセットで持つ国が圧倒的に強い。**

逆に言えば、
武力も弱い。
エネルギーも弱い。
食料も弱い。
この国は、平時は何とか見えても、有事になると一気に立場が悪くなります。

日本がまさにそこです。

ホルムズ海峡の問題は、ガソリン代が上がる話ではありません。
もっと根が深い。
日本が外圧に対して、さらに弱い国になる話です。

産業が傷む。
仕事が減る。
税収が減る。
インフラ維持も苦しくなる。
そうすると、防衛も、外交も、食料も、全部じわじわ弱る。
エネルギー問題は、エネルギーだけで終わりません。
国力全体の問題です。

だから今後は、
武力とエネルギーと食料。
この3つの重要性が、ますます上がります。

きれいごとではありません。
脱炭素の理想論でもありません。
国家が残るための最低条件の話です。

地政学をちょっと勉強すると今まで見えてなかったことが見えるようになりますね。

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