高圧デルタパワコンのトラブル解決事例です。
解決と言ってしまうと少し言い過ぎなんですが、まぁ解決と言えば解決。
そんな玉虫色の事例です。
パワコンの出力が10%落ちているのではないか疑惑
元々は私の友人の発電所の監視装置を見せてもらった時のグラフがスタートです。
50kW10台構成の発電所ですが、昼になるとギザギザに出力が落ちる発電所がかなり多いのです。
なぜか。
私が見る限りでは2つの理由が隠れていそうでした。
グループ1 健全なパワコン
グループ2 電圧上昇抑制と思われる現象のパワコン
グループ3 正確に10%の出力低下を抱えているパワコン(2台)
こんな感じです。
グループ2はある程度仕方がありません。
というのもこの発電所はパワコンの位置が、高圧発電所の中でばらけて設置されている発電所だからです。
するとキュービクルまでのケーブルが長くなり、電圧降下を起こします。
問題はグループ3です。
正確に10%の出力低下を抱えているというのはどういうことでしょうか?
オーナーを通じて管理会社に問い合わせてもらいましたが「1%程度のロスなので誤差範囲。大きな問題はない」という回答でした。
いやいやサイト全体では1〜2%のロスですが、1台のパワコンで見ると10%落ちているんです。
しかもこのパワコンは10回路構成ですから10%落ちているというのは「ストリングが1端子分死んでいる」ということが予想されます。
ということで対策に出ました。
まずは故障箇所の特定です。
今回はドローンによる空撮を行いました。
やはり予想通り10直列のストリングが2回路死んでいます。
では次は原因の特定です。
一番よくあるのは草刈り等でケーブルを切断してしまっている例です。
今回はそのようなことはありませんでした。
では次、パワコン側にトラブルが隠れている稼働かの確認です。
まず、今回は問題の回路を、別の回路に接続してみました。
すると、無事に動作するのです。
つまりパワコン側の問題が確定しました。
今回の対処 パワコンの修理の必要はなし
今回のパワコンは12回路の商品です。
うち10回路を使っているので、言ってみれば2回路が予備状態です。
今回はその予備状態の回路を使うことで正常に動作させることができました。
故障状態の回路はそのまま放置です。
20年保証に入っているので修理することもできるのですが、今回はそのまま放置することにしました。
なんとも玉虫色の解決策ですが、発電はうまく行っています。
皆さんの発電所の管理の参考にしていただければ幸いです。
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