「世界一チャレンジしない日本の20代」という記事を読みました。
企業の人事担当者に「どういう学生が欲しいか」と尋ねれば、「自分で考え積極的に新しいことを提案できる人」、「失敗を恐れずチャンレンジ精神が旺盛な人」という答えが返ってくるはずだ。紋切り型と言えばそうだろうが、いつの時代でも企業はこういう若者を求めている。
（中略）
若者のクリエーティブ志向・冒険志向は世界で最低だ。諸外国の群れから大きく外れ、その低さは際立っている。
記事の中のグラフを見ると一目瞭然。
日本人の若者（20代）のチャレンジ意欲の低さは抜群です。
この原因はなんでしょうか？
日本の教育、親の教育、社会の風潮。
結局すべて僕ら日本人が選んできたことが積み重なっただけなのではないでしょうか？
小さい頃からチャレンジを推奨せず、無難、妥当、普通を良しとする。
周りと違うことを許さない同調圧力。
いわゆる空気を読むというやつもそうですね。
チャレンジしないのは20代だけなのか？30代、40代はチャレンジしているのか？
おそらくですが、チャレンジ意識とクリエイティブに対して興味が低いというのは日本の20代の課題ではありません。
日本の30代も、40代も、50代も同じように低いのではないでしょうか？
例えば手元に余剰現金があった場合、日本人のほとんどの人が投資ではなく貯蓄を選択する人が多いはずです。
投資ではなく貯蓄を選ぶというのはまさに「チャレンジを選ばずに無難を選ぶ」という選択です。
今の20代よりも恵まれている30代、40代は積極的にチャレンジすべき
僕は今40歳ですが、僕が二十歳の頃に親からもらっていた仕送りの額面と今の大学生が親からもらっている仕送りの額面はかなり違うはずです。
僕らの頃から「就職氷河期」が始まりました。
ロスジェネ何て言葉もあります。
それでも総論で見ると、今の20代よりも恵まれているように思います。
もちろん50代、60代はもっと恵まれていました。
しかしそれを言っても僕の生まれた世代は変わりません。
20代のチャレンジが低いなら、30代、40代がチャレンジすればいい。
それを見て、20代もチャレンジしてくれればそれでいい。
チャレンジは若者だけしかできないわけではありません。
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