僕が自分の発電所に蓄電池を入れる妄想をしたのは2017年の頃です。
過積載を増やしてもパワコンの故障率にはあまり影響がないことがわかってきた時期で、160%、170%とパネルの容量がどんどん上がっていってる時代でした。
その頃、僕は唯一自分で権利を奪った発電所に93kWの過積載をしかけました。
意図としては
・ピークカットはそれほど恐れる必要はない
・パワコンの故障率も特に上がらない、万が一上がっても発電所の採算性でカバーできる
・将来蓄電池が安くなれば、システムを改造してさらに売上を増やせるかもしれない
というところでした。
ところが、事後的な蓄電池の導入は調達価格等算定委員会が問題視し、事実上禁止という形になりました。
残念。
というわけで、国内で蓄電池が使われているのは主に電気自動車やハイブリッド自動車という形になりました。
発電所に蓄電池が入り、夕方の電力ピークを賄えるのはいつになるのでしょうか?
ソーラージャーナルの記事にも出ていますが、太陽光発電が普及してくると電力の需要曲線はアヒルを横から見たような形になります。
昼間は太陽光が電気を作ってくれるので電力会社の発電所は休んでていいのですが、肝心の19時近辺で太陽光は使えないので電力のピークを下げることができないのです。
送電網も、発電容量もピークに合わせて設計する必要がありますから、基本的な社会インフラ投資コストを抑えることはできないという結論になります。
一方でFIPは リアルタイムに取引価格が変わる
こちらは経産省のWG、調達価格等算定委員会が出している概念図です。
左がFIT制度。
固定価格で全量を買い取ります。
右側がFIP制度。来年以降導入が検討されている再エネの普及制度です。
電力の市場価格をベースに価格変動電源として取り扱い、そこにプレミアムをつけて採算性を押し上げるという形です。
この図では出ていませんが、国内の電力の取引価格はというと、、、
こんな感じでまさに19時に売るのが一番高いのです。
つまり、発電する時間と売るべき時間にギャップがある。
どうですか?これ。
蓄電の匂い、お金の匂いがしませんか?
西向き設置や蓄電がちょっと流行りそうな未来が見えてきました。
************* お知らせ *****************
太陽光発電事業者目線で配信しているyoutube番組 太陽光発電ムラチャンネルはこちら
借金大好きhamaskaiさんもメインスピーカーの一人として赤裸々に・全部まとめて・わかりやすく解説してます!
赤裸々に、生々しく、面白く!
太陽光発電事業を使った収入の複線化についても話していきます!
一般社団法人太陽光発電事業者連盟(ASPEn)の登録はこちらから
銀行員から「浜崎さんの計画書をください」と言われた太陽光の計画書が付いてくる動画はこちら
題名:サラリーマン流の融資の通し方 ベンチャー3年目の社員が2年で6000万円の融資を通した事例紹介
講師 : 私
太陽光発電ムラ仲間募集中!
facebookグループ「再エネでエネルギー自給率200%を目指す太陽光発電ムラ」仲間募集中です!
太陽光発電ムラ 投資研究所開設しました!
太陽光発電所の値付けお手伝いいたします
【セカンダリ物件】太陽光発電所の値付け・販売行います
残期間、売電量、終了までの事業計画、融資適格性、そして相場を評価して値付け・販売をお手伝いいたします。
低圧向け スカイプ相談&資料雛形提供サービス
高圧向け 成功報酬型融資獲得サービス
西向き設置の発想、思いつきませんでした。
流石ですね!