九州電力管内で出力抑制が猛威を振るっています。
1月1日以降67日で25日抑制を実施。
そもそも天気が悪すぎる東北管内ではあり得ないのですが、稼ぎどきの6月にやられたら目も当てられません。
なぜ九電管内の抑制が頻発しているのか
・単純に九電管内は太陽光がめっちゃ多い
・原発が3基稼働中
・その割に電気の使用量(需要)が少ない
これが理由です。
1月8日の九電管内の電気の使われ方をみてみましょう。
https://www.occto.or.jp/oshirase/shutsuryokuyokusei/2022/files/230222_hibetsu.pdf
需要はピーク時で 857万kW です。
電気は本来これ以上はいらないなわけです。
それに対し
火力 292kW
原発 298万kW
一般水力 14万kW
地熱 16万kW
太陽光 723万kW
などと合わせていくと発電側で1566万kWも発電容量があるのです。
火力は止めれるものを止め、弱火にしてこの数字です。
ここから域外に電気を逃し、揚水発電で組み上げて電気を使い、それでも使いきれずに太陽光を232万kW出力抑制制御しているのです。
こう見ると太陽光の抑制の量と原発の量がかなり近づいています。
はっきりいうと原発が動かなければ太陽光の抑制は不要だったのです。
原発は日本の国策で動いてきた発電。
しかも事実上総括原価方式と言える電力会社の持ち物です。
ここを削り続ける訳にはいきません。
そして我々が割を食う訳です。
東北電力の原発はどこが動く?
東北電力の原発は女川原発の2号機が稼働に向けて準備中です。
ここが動くと86万kWの原発が稼働してしまいます。
東北電力は昨年、ギリギリ抑制が発生したレベルです。
女川の2号基が稼働するとこの分がそのまま現在の需要からはみ出します。
つまり抑制が常態化するのです。
めちゃくちゃに多いわけではありませんが、5%くらいは削られる可能性があります。
地震で東京電力への連系線にダメージが出たりすると抑制が増えることもあるでしょう。
報道によると2024年2月に再稼働を目指しているそうです。
もちろん日本にとって、化石燃料を使わなくていい原子力発電はとても貴重な技術であり、設備容量です。
ですが、原発は発電量のコントロールができず、硬直した発電方式です。
例えば昼の需要を促すために昼の電気料金を下げるといった施策をもっと押し出す必要があると思います。
電力会社の発電所であればすぐにこの施作は動くはずです。
利害が一致しない中、その調整をするのは本来は政治の仕事。
ところが、政治のリーダーシップはこの国ではまずまともに働きません。
我々は日本のエネルギーを増やすための努力をしてきたはずだったのですが一体この国はどうなってしまうんでしょうか。
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