自分の発電所で利益を増加させるためにできそうな4つのこと

自分の発電所の利益をメーカーシミュレーションよりも増やす方法はあるでしょうか?

 

太陽光パネルは経年劣化します(年0.3〜1%)。

ですので太陽光発電の事業計画は年々売り上げが減っていくモデルです。

 

ではこれを増やす・もしくは減らさない方法はないんでしょうか?

それを考えてみました。

 

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今すぐにできること (消費税還付と償却資産税の減免とカード払い)

これは売り上げを増やす方法ではないんですが、利益やキャッシュフローは確実に良くなります。

3期が過ぎた段階で「課税事業者」から「非課税事業者(売り上げ1000万円以下の場合)」に戻せるので、それ以降は8%の収入増にもなります。

 

この部分は僕もすでに仕込んでいます。

あと、償却資産税はカード払いにすることができれば実際のキャッシュフローは1ヶ月分良くなります。

この辺は意外と大事かもしれません。

 

2、3年経ったらやってみたいこと (コーティング)

パネルのコーティングも面白いと思います。

アテルイの里は20度なのであまり効果はないかもしれませんが、10度くらいの発電所では効果が大きいと思います。

雪を落とす効果があるようであれば是非採用したいんですがどうなんでしょか?

パネル表面を親水性にするということなので案外効果はあるかもしれません。

 

8〜12年でやってみたいこと(パワコンの交換)

ソーラーエッジがパネル単位でのMPPT制御を実現しました。

実際のパネルには何%か出力の誤差があります。

10直列だったとしたら、結局は一番低いところを基準に制御が来てしまう形になります。

 

ソーラーエッジのようなオプティマイザーはこのMPPT制御単位をストリング単位ではなく、パネル単位で実施してくれます。

ですので5%くらいは出力が上がることが予想されます。

あまり過積載をかけれていない案件で、かつ高販売単価案件ではより一層効いてきますよね。

パワコンの保証が10年の案件であれば、その段階でその時の最適なパワコンに切り替えてしまうのもアリかもしれません。

三相、単相、トランスの有無などいろいろ悩みは出てきそうですがその時のイノベーションに期待しましょう。

 

16年目以降 (パネルの交換)

銀行の元本返済が終わる15年目以降、もしくは減価償却の終わる17年目以降が一つの考えどころかもしれません。

 

20年目以降も発電可能な状況であればむしろFIT価格が残っているうちに高出力のパネルに変えたほうがお得になるはず。

 

雪国であればダブルコンタクト(背面も発電するパネル)もありでしょう。

 

 

まとめ

もちろん例外的というか、基本は「そのまま」が太陽光発電の事業モデルだと思います。

しかし、その基本はありながらも、将来はそれを覆すようなイノベーションが出てくるかもしれません。

 

今回はその「切り口」を

  1. 初期の会計ルール
  2. パネル表面が汚れてくる時期
  3. パワコンの保証と寿命のタイミング
  4. パネルの償却と元本返済が終わるタイミング

というシステム制約に合わせて考えてみました。

ここから分かることは「架台と土地はとても大事」ということです。

 

なんと。土地と架台!

利益を生まないので軽視しがちなこの2つがとても大事ということが自分でも意外な結論です。

 

 

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