来年、再来年の低圧太陽光発電所はどうなるか

毎年売電価格が下がり続ける固定価格買取制度。

しかし、不思議なことに分譲物件は利回り10%、2000万円〜2200万円という相場感には大きな変化はありませんでした。

これはなぜでしょうか?

答えは過積載をしまくり、パネルを増やすことで発電量を上げてきたから

これです。

過積載が答え。

 

スクリーンショット 2018-12-08 13.18.20

(某サイトのために自作した過積載の図)

 

パネルを増やしまくり、発電量を倍にすることができれば売電価格が半分になっても同じ発電量をカバーできます。

 

パネルのコストが半額になっていますから、倍量のパネルを積んでも発電所の概算コストは変わりません。

 

太陽光発電ムラ市場

しかし、このロジックでつきすすめたのは21円まで 18円になってからは投資的にはダウンサイズ

そうなんです。

過積載にも限界があります。

一つは電気的な限界。(パワコンに接続する限界値)

一番入るパワコンでは300%の過積載ができるパワコンも有りますが、多くは200%入るかどうかがギリギリ。

OMRONなど過積載受けを狙ったパワコンでも120kWくらいが限界です。

 

もう一つは投資的限界です。

300%も過積載をしてしまうとピークカットで捨てられる電気が無視できなくなり、パネルを増やしても増やしても売電が増えないのです。

 

つまり、近未来(向こう1〜2年)の低圧太陽光発電は1500万以下にダウンサイズされる

分譲で1500万円程度、自作であれば1000万円切ってくるような発電所でないと来年の単価ではなかなか成り立たなくなってくると言うことになります。

 

ダウンサイズ側でない未来を作るには?

ダウンサイズ側でない未来を作るには・・・

低圧の限界値43万kWhを目指す方向しか在りません。

バッテリーを使ったさらなる過積載ですね。

ただ、このモデルはなかなか銀行融資が付いてこないはずです。

ここを自費で取り組めるようなキャッシュリッチな人は、、、ちまちま低圧をやらずに高圧に行ったり、別の投資をやっているかもしれません。

 

 

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