
くだんの疑惑の40円案件の業者もそうであったが「契約金」「中間金」「完工時」と支払いスケジュールが設定されていることがある。特にこの業者は「契約金:50%」と比率か高い!40円案件なので販売価格は3,000万円強なのだが、50%となると1,500万円以上を連携もしていない物件のために手付けとして支払うことになるのだ。
かたや、今融資を相談している某地方銀行さんの融資形態としては、
「連携時に一括融資のみ」と言い切られた。
両社の言い分も分からなくはない。
野立て太陽光発電の施工・販売業者としては連携前に造成工事の着手とパネルの設置工事があり、さらに業界的にパネルや架台などの機材は先払いの慣習であると聞く。
業者視点で考えれば客から入金されるまでは「立て替える」ことになり、複数物件を同時進行していたら確かに負担であろう。ましてや系統連携が遅れる事態にでもなったら、「連携されれば契約者から1億円入金があるのにぃ~!!」と悶えながらの黒字倒産 なんて話しも聞く。
もちろん銀行サイドとしては事業が開始されるか不確かなものに融資はできない ということであろう。これは購入者側としても同じリスクを感じるので理解できる。
では、どうこれに折り合いをつけるのか。
1.手付金を要求する販売業者とは付き合わない。高い比率の契約金を要求する業者=体力のないリスクのある業者 と考え見送る
2.業者に連携時一括の支払いとして交渉する。初見では難しいだろう。2基目、3基目と実績ができ信頼関係が築ければ可能性もある。または複数区画購入などの良い条件をこちらから提示できれば向こうも上客とみなして譲歩してくるかも。
3.金融機関に交渉。というよりその条件でも融資を受けてくれるところを探す。一般的に「つなぎ融資」「スキップローン」と呼ばれる融資形態である。連携までの間の返済は金利分のみとしてもらうなど。
4.シンプルに連携間近の物件にしか手を出さない。時間差がネックなので。
5.自己資金を用意する。例えば2基導入後に手にした消費税の還付金などを次の物件の自己資金とすることはできるかもしれない。それにしても300~400万円程度か。
ざっとこんなところだろうか。
他のアイデアや上手にやり繰りしている手法があればアドバイスいただきたい。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。