太陽光発電と投信の比較③

(カテゴリ: 投資戦略)

前回まで太陽発電は、投信に比べて投資する自己資金に対して高い利回りが狙えるというメリットがあるというお話をしました。

そこで今回は、投信と比較した場合のデメリットについて取り上げてみたいと思います。

換金性が低い

投信は、「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や 債券 などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」ですが、証券会社が窓口になってくれますので、証券会社を通じて投信の解約(現金化)がいつでも可能です。早ければ数日で現金化ができます。

一方で、太陽光発電や不動産は、設備や土地、建物などの固定資産を購入し、そこから収益を得る仕組みですので、現金化するためには、購入した固定資産を販売する必要があります。

販売する際ですが、販売する相手は不特定の個人や法人になるので、販売相手を見つけるところからがスタートとなります。太陽光発電では特にまだ中古の設備を販売するための仕組みがそれほど整備されていませんので、この販売相手を見つけるのにまず時間がかかります。なかなか売れない状況であれば販売価格の見直しといったことも必要になるでしょう。

また、土地がからむ場合は、不動産業者の仲介が必要だったり、該当の資産に抵当権が設定されていたりする場合には、まずは借金を返済し、抵当権をはずしてからでないと売買ができなかったりと、実際に販売が完了するまでに様々な手続きが発生し、ここでもまた時間がかかることになります。

という意味で、すぐに現金が必要になるような状況下では、手元の現金を使って発電所や不動産を購入するのは控えたほうがよく、手数料の安い投信や私が時々やっているFXによるスワップ金利〇〇りといった運用法ですぐに現金化できる状況にしておいたほうがいいです。

複利効果が働かない

投信は、運用の結果利益が出れば、基本的にはそれを再投資していくことになるので、利益がさらなる利益の原資になるという複利効果が働きます。

一方で太陽光発電では太陽光そのものでの複利効果は働きません。

ただし、太陽光発電で得られた利益を、別のものに投資することによって、組み合わせによる複利効果を得ることは可能です。

太陽光発電の利益は年間通してみれば安定しているので、毎月積み立ての投信や外貨といったものに再投資していくことで、複利効果を狙うといったやり方です。

また、少し長いサイクルで考えるなら、例えば1つ目の発電所で得られた利益を2つ目の発電所を購入するための原資とするといった考え方もあると思います。

このように、一般的には複利効果は働かないといわれる太陽光発電ですが、他の商品もしくは発電所への再投資という形でその弱点を補うことは可能となります。

次は、投信と太陽光の比較のまとめをしてみたいと思います。

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