前から注文していた中国製のミリングカッターがやっと全部届いた。
ミリングカッターは基板加工機で溝を掘っていくためのドリルみたいな工具なのだが、日本製はとにかく高い。ちゃんと買うと1本数千円。精度は非常によいのだが、ある程度の基板を掘ると結局は先が消耗して細い線が削れなくなる。
現在手元にあるものがすでに全部消耗していて一番細くて0.5mmが限界なので基板を作るのに結構制約がすでにある。いや0.5mmもだんだんヤバくなってきた。
で、今回はV型半月カッターというタイプの中国製のものを購入してみた。届くのに1月近くかかるのだが、価格は送料をいれても1本100円以下。実際削ってみないとわからないのだが、値段も安いのと届くのに時間がかかるのもあって3社からそれぞれ購入してみた。
加工機にはこんな感じでギリギリの高さにセットしておいて、先端がほんの少し基板に当たるようにして使う。
とりあえずどの程度の精度なものか確認用のパターンをつくって掘ってみた。
下の写真で横の0.2とか0.4とか(ちょっと潰れているけどこれもミリングカッター自身で掘っている)の数値は、その横の溝の幅と残った銅の部分の幅が一致していれば、その幅で掘れている。
これによると0.2mm程度の線幅で掘れている。
一瞬すごく驚いたのだが、ものによる個体差が結構あって全部が全部この精度が出るわけではないようだ。
まっすぐ掘りながら、基板に当たる深さを少しずつ深くしていくと、芯振れとかなければ最初は細くて、深くなるにつれて線の幅が徐々に広くなっていくはずなのだが、いろいろためしてみるとカッターによる個体差がわりとあって、最初から太い線になるもの(芯振れ)や、バリがやたらでるもの(先端の刃先の角度が多分悪い)などがある。
今日のところはココまで。実際のところどの程度までなら実用になるのかもう少し調べてみる必要がありそう。
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