発電所に行ってパワコンのデータを取得してきた。
まずは
一括制御リモコンをはずして裏を確認。リモコンの裏側をみると記憶になかったんだけど実は入力電圧とかも書いていた。こういう写真は撮っておくべきだな。
それから蓋をあけて取り出し用の治具を使ってケーブルを延長して信号を手元まで取り出した。分電盤が結構高くて足場の悪い位置にあるので、治具を作ってもってきたのは正解でした。パソコンもつなげないといけないので、立ったままやるのは絶対無理。
手元まで取り出したのでケーブルのアサインを確認するために、とりあえず黒の線を基準にテスターで電圧を測ってみた。
結果はこんな感じ。
白がGNDかよ。リモコンの裏に入力電圧8Vとあったので、多分-9.24Vが電源の方だろうと予想
すると配線的には下記のようになる。
- 白 : グランド(GND)
- 黒 : 電源 (+8V)
- 赤 : RS-485(+ or -)
- 緑 : RS-485(- or +)
自分は基本的には弱電系の人なので黒といえばGNDなのだが、色決めた人はきっと白が中性線のイメージな電気工事士系の人なんだろうな。
でRS-485のICを使って、赤と緑の線を入れ替えながら、ボーレートも変えながらいろいろ試してみるのだが、どうやっても文字がバケバケ。
うーん本当のボーレートはいくらでしょう? そもそもRS-485なのか?
こういうときのために携帯型のUSBオシロスコープを持ってきた。一応確認してみる。
使うの超絶久しぶり。持ってくる前にこのオシロスコープ用のアプリを入れなおしたのだが、最近はWindow7用も出ていてとりあえずインストールはしてみたものの、起動が遅いので結局XPで使うことにした。USBだとMacの中の仮想環境上でも繋がってくれるので非常に便利。しかも最近のパソコンは早いのでエミュレーション環境上のXPとか昔に比べてサクサク動く。
赤と緑の信号を確認してみた。見るから差動になってて間違いなくRS-485ですな。
一番狭いパルス幅から逆算すると、どうも9600baudっぽい。
データは9600baud,non-parity, 1stopビットと推測。
RS-485の +/-もオシロスコープなら見分けがつく。最初に0がくるから2の信号の方が+だったはず。
赤と緑どちらに繋いでもテキストデータ的には化けるので、データはバイナリだな。通信速度的に余裕はあるはずなので、正直分かりにくいのでバイナリはやめてほしい。田淵とかはもっとわかりやすいのに〜。
teratermも入れてきたので、バイナリでログ取得。念のため赤・緑逆転のデータも取っておいた。
今後は推理勝負だな。
今までの経緯はこんな感じ。
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