ピンからキリまである遠隔監視装置ですが、性能のレベルとしてはおおよそ以下の3つに分類できると思います。
①発電所全体としての発電量が確認できるもの
②パワコンごとの発電量が確認できるもの
③ストリングごとの発電量が確認できるもの
私はこのうち、②のパワコンごとに発電量の確認ができるものを採用しています。
エコめがね等発電所全体の発電量が確認できるだけでは、ブレーカーが落ちるといったような大きなトラブルが発生していないかどうか等最低限のチェックができるだけで、個別のパネルや配線の異常にはまず気づけません。
どのパネルに異常が発生しているかといったことは、ストリングを特定して、さらにパネルを1つづつ調べていかないと実際にはわからないのですが、特定のパワコンで発生した発電の異常が確認できることで、少なくとも「パネルや配線に異常が発生している可能性がある」と認識をすることはできます。そして、そこから先は専門家に見てもらうのがいいと思います。
また、実際にあった話ですが、施工業者に「発電が悪い」というだけ言ってもとりあってくれなかったのですが、その後パワコンごとに発電量を確認できる遠隔監視装置をつけて、「PCS~番の発電が悪い」と話をしたことろ、相手も本腰を入れて調査を行ってくれ、結果、配線に問題があることがわかり、無償で配線のし直しをしてもらえました。
業者対策という意味でもパワコンごとの遠隔監視は有効ということですね。
といった理由から、パワコンごとの発電量の確認ができる遠隔監視装置を採用しているのですが、その中でできるだけ値段が安いものを色々探して、現在は「おひさま発電モニター」という製品を使用しています。
http://ohi.7jp.net/
画面などはかなりシュールな感じですが、パワコンごとの発電量が確認できますし、値段も本体が税込15万円にランニングが年間2万円弱と格安です。
遠隔監視装置ではあまりない、レンタル制度もあるようですので、一度それで試してみるのもいいかもしれません。
ほぼ個人でやっている感じだと思うので、製品としての継続性という点で若干不安はありますが….
あと、一応私はお得意さんなので、ソーラー税理士の紹介でといっていただけると、ほんの少しですが安くしてくれるかもしれません。
参考になったという方は、応援クリックをどうぞお願いします!
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。