傾斜角が1°違うと、日射量はどのくらい違うのか?
松本(長野)のデータで調べてみた。
前回、傾斜角30°の日射量を調べたので、それを基準として、
29°と31°の場合もNEDOから取得し、年間日射量を計算する。
その結果、以下のようになった。
※向きはすべて南0°
パネルを、例えば傾斜角30°で設置する際、
施工時のミスなどで、角度が微妙にズレたりすることがあると思う。
となると、そういうことが起こった場合、
実際の発電量や売電収入にどのくらい影響するのか、気になってくる。
ということで、以下を例に、
年間発電量と売電収入を計算し、比較してみた。
パネル容量:80kW
売電単価:14円
※その他条件
・パワコン49.5kW(160%過積載)
・ピークカット8.8%
・システムロス、温度損失加味
その結果が以下の通りである。
差額が大きい29°と30°で見ても、
年間売電収入は258円の差という結果だった。
20年間で見ても、5,000円程度。
これならば、少しの角度のズレなら誤差の範囲か。
ところで、傾斜角が29→30→31と増えるごとに、日射量も増えているが、
このまま日射量が増え続けるはずはない。
(90°が日射量最高、はあり得ない)
日射量が最高となる角度があるはずで、
次回はそれについて調べてみようと思う。
>sun33さん
たしかに!
理論上はそうなりそうですね。
NEDOデータでも、それを裏付けしてみようかと思っています。
>日射量が最高となる角度があるはず
日射量の最高角度は、自分の緯度角だと思われます。私の緯度は、27度なのでこれが最適値となりそうですが。そんなに上げると台風の餌食になる為
12度にしています。