【事後的過積載対策】設備容量を変えずに発電量を高める方法

昨年の夏にパネル容量を3kWまたは3%しか変えれないというFIT法の改正がありましたよね。

 

例えば今までであれば49.5kWの認定容量(パワコン容量)が肝でした。

ここさえ変えなければパネル容量を変更しても単価変更にはなりませんでした。

しかし今では前述した通り、3kWまたは3%以上パネル容量を増やすと価格変更になってしまいます。

 

認定を取ってから速やかに工事できればいいんですが、資金調達や認定変更で時間を食っていると認定取得時のパネルが使えなくなってしまったりします。

ですからこの「事後的過積載禁止制度」はかなり面倒な制度です。

 

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さて、今回はこの制度を守ったまま、発電量を上げることができないか考えてみます。

基本的な考え方は「過積載とは発電量を上げるための1つの手段にすぎない」という点です。

ここから攻めていきます。

 

1 パネルの角度を変更する

例えば今が275Wの多結晶で認定を取っていたとします。

これを320Wの多結晶に認定変更をしたするとパネル容量が15%上がったと言うことになります。

となるとどんなことができるでしょうか?

土地にレイアウトするパネルの枚数が減るわけですからアレイの離隔を増やすことができます。

10度で設計している発電所であれば15度にすることができるかもしれません。

要はトータルの発電量が上がればいいわけです。

冬の最適角度に近づければ当然発電量は向上します。

 

太陽光発電ムラ市場

2 パネルを両面発電パネルに変更する

これも有効な手段です。

両面発電パネルはメーカーによって定格出力の考え方がまだ固まっていません。

例えばジンコはおもて面+裏面(10%)という考え方だそうです。(口頭で聞いたのみでエビデンスを見ていませんが)

であれば、裏面が10%以上出るような形にしてしまえば実質的には過積載をしたのと同じ状況になります。

 

(追記)LONGIのバイフィエイシャルは表面の出力=定格出力でした。後乗せ過積載に最適

 

例えば白い石をしいたり、角度や高さをあげたりすれば裏面の発電は上がりますよね。

 

3 パネルをソーラーフロンティアに変更する

もっと簡単な方法がこれです。

ソーラーフロティアにしてしまうのです。

実発電量が高いソーラーフロンティアであれば同じ容量の発電所でも多くの発電が期待できます。

その分パネルはちょっと高くなりますが20年の事業で見れば十分ペイします。

 

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是非ご一報ください。

 

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